...天の彼を憎ませ給ふ所かと推察仕り候...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...現在の劣悪な候補者の多くは...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...財政の事につきては一向様子分らず候えども収支償わずとありてはもとより分別せざるべからず候...
高浜虚子 「子規居士と余」
...候文(そうろうぶん)なら...
太宰治 「虚構の春」
...然(しか)る処また/\別の考(かんがえ)いつともなく胸中(きょうちゅう)に浮び来り申候...
永井荷風 「榎物語」
...冬へかけての胡地(こち)の気候とを考えれば...
中島敦 「李陵」
...小生抔は始めからあてにして原稿をかきます漾虚集の誤字誤植御親切に御教示を蒙り難有候...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...景樹の歌がひどく玉石混淆(ぎょくせきこんこう)であるところは俳人でいうと蓼太(りょうた)に比するが適当と被思(おもわれ)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...人間は地上において不死になるという何の純粋な徴候もないように...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...夫(それ)にしては春寒ながく候ひき...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...石垣測候所の有名な老学者...
柳田国男 「海上の道」
...「おつぎまで結城が伺候つかまつっております...
山本周五郎 「新潮記」
...「また来てくれるか」「正月には船岡へ帰ります」「また来てくれるな」「御番であがりましたら伺候いたします」「待っているぞ」綱宗は顔をそむけ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ボオイが彼(か)の船のことを云ひてあるうちに早(はや)私の船は進行を初め候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...天候もよくなかったに違いないが...
吉川英治 「三国志」
...何事ニマレ信長ノ申シ次第ニ覚悟肝要(カンエウ)ニ候...
吉川英治 「新書太閤記」
...御小人組小頭(おこびとぐみこがしら)木下藤吉郎(とうきちろう)――などの四名が候補になっていた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...当座の御費用に被成(なさる)べく候外記としか書いてない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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