...またヤスナヤポリヤナにトルストイ翁を訪はむと巡礼の途に上り申候...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...女皇の葬式は「ハイド」公園にて見物致候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...無論及第点をつけ申し候...
太宰治 「虚構の春」
...森戸辰男氏の入党要請の電報を契機に社会党公認候補として知事戦に乗入れることとなったのであった...
中井正一 「実践について」
...ただ惘然(ぼうぜん)として水の面(おもて)を眺めをり候処...
永井荷風 「榎物語」
...「遠(とほ)からぬうちには歸京(ききやう)仕(つかまつ)るべく候間(さふらふあひだ)...
夏目漱石 「門」
...高原の春先きの気候とともに...
堀辰雄 「恢復期」
...ちょうどそのころに源氏は院へ伺候した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「新禧弥(いよ/\)御安祥御迎可被成遙賀仕候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...子ども一人は国元にて世話いたし度と申参候」と承(う)けてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...巳時頃大井川無滞(とゞこほりなく)一統相済候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...妙解院殿(みょうげいんでん)(松向寺殿)御墓前において首尾(しゅび)よく切腹いたし候(そろ)事(こと)と相成り候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...其夜は雲嶺へ投宿のやうに申候...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...「この国の季候は湿気が強い...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...よくよく御注意のうえお側に置かれ候ても仔細(しさい)これあるまじく...
山本周五郎 「日本婦道記」
...もう亭主も子供もあるんだな」「あればこんな奉公はしていません」「さよう候か」と七十郎は合点をした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...初めてこの夜(よ)入浴致し候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...しかし気候の具合で...
和辻哲郎 「京の四季」
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