...謹んで謝意を表しおき候...
石川啄木 「消息」
...この具合にては、梅雨の候は、所謂虚梅雨(からつゆ)なるべしと思ひしあても、外づれて、大いに降る...
大町桂月 「中野あるき」
...つまり前述の光景をいつの時候の雨中の景としたのが一番面白いかということを吟味してみようと思うのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...第一に気候である...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...その説甚だ永く候えども約していわば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...三度目に「お犬にげ候」をいふと...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...とくとく生(うま)れ候べし...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...全く案外なところに候補者があるんぢやないでせうかね...
牧野信一 「女に臆病な男」
...何の木何の草にても面白くすれば面白くなるべくと存候...
正岡子規 「病牀六尺」
...気候の健康度も等しい...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...研究も今一足故暫時(ざんじ)不便を御辛抱願候...
宮沢賢治 「革トランク」
...気候の変りに注意ぶかくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...小生の妻(さい)が貞操を守りし者なること十分に証明せらるるものと存ぜられ候...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...乱世の一つの兆候であるらしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無理でも居候でも何でも載っけさせて置いて...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...仲介者はカイアエ君に手紙を送り「貴下が不名誉なりとせらるる所は我等の最早(もはや)立入るべからざる所に候(そろ)」と云つて其(その)任を辞した...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...居候のくせにして」と用人の伝内が...
吉川英治 「江戸三国志」
...「何事か」と、斥候隊を放つと、その斥候隊の生死も知れず、ただ一陣、蜀の関興軍が猛進してきた...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??