...「鐘搗いて花の香消ゆる夕べかな」と動詞の位置の顛倒する筈である...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...照ちやんは假令臺所で卒倒する迄も此際病を力めて補けて呉れるべきだと春三郎は考へた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...これでもう隙を見て卓子(テーブル)を私の方へ蹴倒すこともできなければ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...かく宣べ牲の小獸の喉(のんど)を酷き青銅の刄(は)に劈んざきて地の上に喘ぐがまゝに斬り倒す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...はた長松を伐り倒す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...突き倒すことは寧ろ面白いほどでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...青嵐はようやく傾倒する気にまで進んで行ったものと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...北条氏を倒すことを...
蜷川新 「天皇」
...荒海の衝立をサッと前へ引倒すと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私を壓倒するやうな宏大(こうだい)さもなければ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...みんなのおそれているカイミアラを倒すか...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...マルガレエテ(共に身を倒す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...将来第三の説が現われ出て同様に第二のものを打ち倒すことも大いにありうるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...相手の立てたのを倒す遊びであった...
柳田国男 「こども風土記」
...……相手は転倒するなり...
山本周五郎 「新潮記」
...こちらを圧倒すべく鼻がイヤに下を向いて折れ曲って来るような感じを与える...
夢野久作 「鼻の表現」
...相手を罵倒すべく...
夢野久作 「一足お先に」
...皇孫の後醍醐にすれば、幕府を倒す、という願望は後鳥羽いらいの悲願ではあることだし、その後鳥羽は、事むなしく、十八年をこの島に閉じこめられ、いわば北条氏に殺されたのも同様だった...
吉川英治 「私本太平記」
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