...敵を打ち倒す棒を愛した...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...そのまま棒を倒すように前にのめり磧(かわら)にたおれた...
梅崎春生 「日の果て」
...するとその一人は柱を倒すようにうつむきに倒れる...
寺田寅彦 「ある幻想曲の序」
...ペリカンのひながよちよち歩いては転倒する光景は滑稽(こっけい)でもあり可憐(かれん)でもある...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...伐り倒すばかりであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...この「晒し者」を一見すると卒倒するばかりに気色ばんだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...喉から後ろへ存分に斬った」「…………」「朝顔の垣を踏み倒すのが可哀想になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一日やつと立木四本位を切り倒す位だつたかなと...
林芙美子 「浮雲」
...卒倒する前によくこんな眼つきをする...
久生十蘭 「湖畔」
...この世には戦争でさえもがうち倒すことが出来ない友情があるものだという偉大な真理を発見し...
久生十蘭 「だいこん」
...龍は七転八倒するのをやめて...
火野葦平 「花と龍」
...一切関わりを持たないでおくれ」祖母が願い倒すように言ったので...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...天地を貫くフラツシユに昏倒する...
牧野信一 「読書と生活」
...どんなことをして打ち倒すのか...
牧野信一 「貧しき文学的経験(文壇へ出るまで)」
...私はそこに傾倒するのだ...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...事実によって打ち倒すだけの力をもった霊魂は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...相手の立てたのを倒す遊びであった...
柳田国男 「こども風土記」
...そこへ押し倒すと...
山本周五郎 「青べか物語」
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