...と不適当な食物や運動不足のように個人的なもの...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...さうした現象に対して到(いた)るところの抱へ主に個人的な私刑を課するやうなものだつた...
徳田秋声 「チビの魂」
...報道者の個人的な利害に直接立脚しないことを建前とする...
戸坂潤 「辞典」
...そこで世間はこの春秋子の立場を尤もなものとして承服するのである(それに大抵事前に相手と個人的な折衝を試みている)...
戸坂潤 「読書法」
...或は特に依頼して会員及び会員外の個人的な研究や寄稿をも求めねばならぬ旨を述べた...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...あるいは個人的な非難によって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人間の個人的な精神生活は十九世紀の終りから二十世紀の初めで発達が止って了ったかの感がある...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...またその個人的な膂力の強さも知ってはいたが...
中島敦 「弟子」
...我々は個人的なればなるほど...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...個人的な詩を主張しているにすぎない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...個人的なつまらぬ用事のために...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...いかなる個人的な野望も成功させませんし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...我々のいふ「事実」としての自然的なものは単に個人的なものでなく...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...個人的な生活の面では何をしようとそれはその人の勝手であるという考えかたがあったらしい...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...(c)個人的な義理は少しもなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かくして美もまた個人的なるもののみが最高な位についた...
柳宗悦 「工藝の道」
...それ故非個人的な性質に富むそれらの品には...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...そこに非個人的な一つの生活情調を描き出しているのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??