...みちみちくだんのモウニング・コウトがだんだん個人的な声を出す...
谷譲次 「踊る地平線」
...個人的な実験だった...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...個人的な考えだが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...何かの意味に於て超個人的な意識(尤も哲学者の云うかの純粋意識や先験的意識のことではない)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...田辺博士の個人的な性格からその哲学の形而上学としての諸特色を説明したかのようであるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...意識内容が如何に超個人的な対象に向かおうとも(それは当然なことである)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之は全く個人的な理由からで...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...一人の青年に超個人的な普遍的な大きな魂を感知させる...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...その超個人的な総体的な生命を発生さしたものは何か...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...その点についてカントは「そのような普遍な非個人的な組織が出来得る所以を人間精神作用の根柢にある先験的統覚(die transzendentale Apperzeption)と呼ぶものに帰した」のであるが...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...客観的精神は個人的な主観的精神に対し...
三木清 「哲学入門」
...(c)個人的な義理は少しもなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...個人的なものより超個人的なものにもっと大きなもっと深い美があるでしょう...
柳宗悦 「民藝の性質」
...こうしたわたしの個人的な問題と...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...個人的な享楽機関と来たら...
夢野久作 「狂人は笑う」
...初めて個人的な親しみをその迎えの者にみせて...
吉川英治 「私本太平記」
...徳川時代の主従関係のように個人的なものではなく...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
...そこに非個人的な一つの生活情調を描き出しているのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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