...大急ぎで倉皇として出かけた...
...倉皇とした様子で机の上を整理した...
...彼は倉皇とした態度で退社した...
...火事に遭った時、倉皇として逃げ出した...
...故障した車を修理するため、倉皇として専門家を呼んだ...
...倉皇(そうこう)と俥に身を隠した私自身の臆病な心もちが...
芥川龍之介 「開化の良人」
...倉皇として北陸道追討の宣旨を請ひ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...倉皇(そうこう)と鎌倉から東京へ向った...
芥川龍之介 「点鬼簿」
...万が一にも無礼のないように倉皇(そうこう)と他(ほか)の路(みち)へ曲ってしまった...
芥川龍之介 「尼提」
...彼は倉皇として冥府に旅立つていつた...
心猿 「露伴忌」
...倉皇(そうこう)軍を収めて遁(に)げ去った...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...「お忙しいところを」倉皇と風呂敷を包みなおして腰を上げた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...倉皇(そうこう)の際僅(わずか)に前半の一端を窺(うかが)ひたるのみに御座候得(そうらえ)ども錦繍(きんしゅう)の文章直(ただち)に感嘆の声を禁じ得ず身しばしば自動車の客たる事を忘れ候次第忙中かへつてよく詩文の徳に感じ申候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...同じ文字のことに携(たずさわ)ってながらこんなに立場が違うのはどういうわけであろうと倉皇(そうこう)のあいだに考えてみた...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...如何にも倉皇の際に認めたらしく...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...最初のうちは両氏等も倉皇として翁の枕頭に駈け付けたが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...それを、つい、うまく座をはずされてしまったので、合図するいとますらなく、周瑜も倉皇と、轅門(えんもん)の外まで見送りに出て、空しく客礼ばかりほどこしてしまった...
吉川英治 「三国志」
...倉皇として帰って行った...
吉川英治 「三国志」
...もう倉皇(そうこう)と帰りかけたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...お館に申し上げておきましょう」倉皇(そうこう)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...倉皇(そうこう)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...景勝自身で倉皇(そうこう)と出てくるかと思いのほか...
吉川英治 「新書太閤記」
...倉皇(そうこう)と出て来たのは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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