...この二分間三分間の興味を持たしめるのが新聞記者の技倆であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...祖父東雲師の技倆をそのまま受け継いだようになかなか望みある人物であります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...大抵立憲大臣としての伎倆なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...財嚢問題のみ彼れ星氏の如きは即ち此問題の解釈者として一種の伎倆を有する英雄なり彼れなくむば自由党は殆ど亡びむ彼れは自由党の純代表者にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...文を遣(や)る技倆(ぎりょう)の点や...
「『土』に就て」
...また彼の技倆(ぎりょう)を疑える者は...
新渡戸稲造 「自警録」
...新橋のK……で叩き上げた技倆(うで)だと...
羽志主水 「越後獅子」
...力ちやんと違つて私しには技倆(うで)が無いからね...
樋口一葉 「にごりえ」
...いつの間にか自分の技倆に恍惚として...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...俳句における蕪村の技倆は俳句界を横絶せり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...こは固(もと)より伎倆(ぎりょう)の退(しりぞ)きたるにあらず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...しかしそのづばぬけた「技倆(うで)」の冴えには敬服してゐる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...綺倆のわるい女ほど靜かで...
室生犀星 「京洛日記」
...全くそれはすぐれた綺倆(きりょう)をもった女の人に...
室生犀星 「陶古の女人」
...その人の技倆よりも勇気の方を指して言うもののようである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その伎倆(ぎりょう)技術は見る者を「不思議」の世界に導くであろう...
柳宗悦 「北九州の窯」
...「綺倆(きりょう)千両...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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