...わしの尊敬すべき倅や...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...己の倅を大阪の邸にあずけておるが...
直木三十五 「南国太平記」
...知らんとでも申すか?」「倅から聞いた...
直木三十五 「南国太平記」
...しきりに探しおりますが」「倅の外に...
直木三十五 「南国太平記」
...大和の国の三輪の藍玉屋(あいだまや)の倅(せがれ)の金蔵というもののそれにそっくりです...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことに先年やって来た旗本の小野朝右衛門の倅(せがれ)鉄太郎は...
中里介山 「大菩薩峠」
...この質屋に勘太郎(かんたろう)という十三四の倅(せがれ)が居た...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...大助は桶屋(おけや)の倅(せがれ)であるにしても...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...勘当された倅(せがれ)の三之助を石井家へ入れてやろうとしましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金座の石井平四郎の倅のように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ちょうど江島屋から賢くない倅(せがれ)を承知で嫁に来てくれるなら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...倅の清次郎はお夏の側にへばり付いて半刻も眼を離さないから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先ごろ殺された用人進藤市太郎の倅(せがれ)勝之助という男だろう」「どうしてそれを親分」ガラッ八の驚きようは見事でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尺八吹きの竹童は三輪の親分に縛られましたが、あの男はお月様の良い晩なんか、江島屋の裏へ行って尺八を吹くんだそうですよ――恋慕流(れんぼなが)し――って言うんですってね、手数のかかった野郎で、尺八で思いのたけなんか吹いたって、相手に通じるわけはありませんよ、面と向って、手っ取り早く惚れたら惚れたと――」「お前の話を聴いて居ると日が暮れるよ、もう少し先を急げ」「御家人の伊保木金十郎様の倅金太郎、こいつは名前が馬鹿に強そうな癖に、本人は青瓢箪(あおびょうたん)の大腰抜けの、柔弱野郎で――この柔弱野郎――てえのは、あっしの学で考えた名前じゃありませんよ、親父の金十郎様が、倅の顔を見ると、時も所も構わず、「此柔弱野郎」ときめつけるんだそうで、御近所じゃ伊保木様とも、金太郎様とも言やしません、頭から柔弱野郎様で通って居るから面白いじゃありませんか」「面白かないよ、それがどうしたんだ」「癆症(ろうしょう)だか恋患いだか知らないが、青くてヒョロ/\して居るくせに、どう渡りをつけたか、江島屋の下女のお六を手に入れ、毎日一本ずつ、一年も続けて恋文を取次がせるんだそうですよ、お六にとっては一番の大檀那で、取込んだ金は三両や五両じゃあるまいという評判ですよ」「――」「その上、返事を書かせれば二朱、お艶の身についた物を、そっと持って来てくれると一分――鼻紙の濡れたのが一分になるんだから、大した商法じゃありませんか」「それから?」「江島屋の養子の与茂吉は、いずれお艶と一緒になる約束でしょうが、この騒ぎを見せつけられて気が揉めない筈はありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お比奈は六弥の倅の皆吉で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...安さんの次男坊か従弟の倅かである...
矢田津世子 「神楽坂」
...また白石翁が天鑑和尚を倅(せがれ)と呼んだこと...
柳田国男 「山の人生」
...……倅(せがれ)めに...
吉川英治 「源頼朝」
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