...その後に俸給もまた少し増した...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...幾何(いくら)かの持越と先月分の俸給十三円...
石川啄木 「鳥影」
...俸給はこれ/\だが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...また官吏一般は低い役人まで俸給の十分ノ一を納付したではございませぬか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...とりわけ廉(やす)い俸給で脚を括(くゝ)られてゐる下級吏員が苦しい...
薄田泣菫 「茶話」
...忙しい時は配当が俸給額を超加することもあるので...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...俸給の一部をさいて...
田山花袋 「田舎教師」
...消費税、大審院の競売、俸給、昇進、長官閣下、上官のお気に入る秘書、等々が、その話題であった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...いづれ遠からず俸給が一等だけ上がるだらう...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...この俸給表の中、彼よりも不當にも俸給の多い教師の名前の横には、赤鉛筆で棒が引いてある...
中島敦 「かめれおん日記」
...裁判所長(チーフ・ジャスティス)の俸給………………………………五〇〇弗(ドル)政務長官の俸給………………………………四一五弗警察署長(瑞典(スウェーデン)人)の俸給…………………一四〇弗裁判所長秘書官の俸給………………………一〇〇弗サモア王ラウペパの俸給………………………九五弗一斑(いっぱん)推して全豹(ぜんぴょう)を知るべし...
中島敦 「光と風と夢」
...彼らほど俸給低き...
新渡戸稲造 「自警録」
...年に四百ルーブルの俸給にあまんじながら自分の運命に安んずることのできる人間の平和な生活は流れて行った...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...捨て売りするほどの俸禄を食(は)む官吏と...
本庄陸男 「石狩川」
...月給十五円の俸給生活者になった訳です...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...俸給の餘剩(あまり)を積んで購(あがな)つて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...山陽の「福山藩給俸五口...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
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