...年俸一百ポンドと室と石炭とロウソク...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...幾何かの持越と先月分の俸給十三圓...
石川啄木 「鳥影」
...父祖傅來の俸祿城池をも犧牲に供せむと決心せし也...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...加うるに俸給が少ないため内職等に精力を消耗するので...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...俸給(ほうきゅう)を多くとり...
高神覚昇 「般若心経講義」
...俸給の先月から増したことを話した...
田山録弥 「生滅の心理」
...これでは年俸をもらう官吏はサラリーマンではないということになるだろう(小官吏だって大衆的に存在するのだ)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...王政復古のために彼は俸給を半減され...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは此の學校の全職員の俸給表で(私立學校で...
中島敦 「かめれおん日記」
...」吉田は其の俸給表を前に擴げたまゝ...
中島敦 「かめれおん日記」
...して見れば一ヶ年何千円の年俸を遣(や)っておいたところで安いものだ」といったそうであるが...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...庶士の俸祿を渡すところなので...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...あれに俸給をお出しになるのでございませう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...月給十五円から廿五円(十三人目の子供が出来た時の俸給が廿円から廿五円でした)ぐらいの俸給と...
牧野富太郎 「植物記」
...神官の俸給を増し与えたりとて...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...俸祿を與へたのであらう...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...「俸給は十時から渡すんだっけな」と戸塚もカメリヤの袋を出しかけた...
夢野久作 「オンチ」
...その時彼は宣教師たちに俸禄を与えようと言い出したが...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索