...僕は勿論仮名遣改定案の便宜たることを信ずる能はず...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...宗教を信ずるなら...
大町桂月 「猫征伐」
...御者はどうしてもその言葉を信ずることが出来なかつたが...
薄田泣菫 「独楽園」
...神界と人界との交通を信ずるが故に...
高木敏雄 「比較神話学」
...かつて日露戦役に従ってあらゆる痛苦と欠乏に堪えた時の話を同君の口から聞かされてから以来はこういう心配は先ずあるまいと信ずるようになったのである...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...その言に曰く「汝は東方の境界に関する曖昧糢糊(あいまいもこ)の巧言を信ずるをやめよ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...神を信ずる必要がなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...愛せられてるのを信ずることもできなかったし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自ら信ずる念がなければならぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...自分が是(ぜ)なり善なりと信ずるに於ては...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...信ずるに足るものは一つも無いと言ってよいのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...……僕は君の頭を信ずる! 君の云うことを信じる...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...今や我々にとってひとつのベーコン的なる課題が課せられている、と私は信ずる...
三木清 「科学批判の課題」
...しかしわたくしは壽阿彌がいかなる書をも著はすことを得る能文の人であつたことを信ずる...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...彼と肩をならべられるものは一人もなかったと信ずる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...地方に居る父兄のためにも実に見逃すべからざる参考材料であろうと信ずる...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...膨れ切った袋のような自分はただ外界から襲って来る力を信ずるだけだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...また于吉仙人を信ずるもの数十名の刑吏を武士に命じてことごとく斬刑(ざんけい)に処した...
吉川英治 「三国志」
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