...神を信ずるもの――そういう信仰が今あなたにあるかどうか知らないが――おかあさんがああいう堅い信者でありなさったし...
有島武郎 「或る女」
...私が誠に貧弱なる西洋戦史を基礎として推論する事にも若干言い分があると信ずる...
石原莞爾 「戦争史大観」
...誰云ふとなく一般に信ずる處である...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...ヤソ教外の人を擯斥す普通の米国人はヤソ教外の宗教を信ずるものを外道(ヘーゼン)と称し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...イエスを信ずる乎信ぜざる乎...
内村鑑三 「聖書の読方」
...人間には必要欠くべからざるものであると信ずる...
大隈重信 「運動」
...そういう勇気を持って居るのに相違ないと確(かた)く信ずる...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...身体から離れた霊魂の存在を信ずるのはかかる成り行きの結果である...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...人間が人間を信ずるのは...
高田保 「貸家を探す話」
...英子を信ずると誓っていた...
豊島与志雄 「運命のままに」
...それを信ずるものが少なくなかったということは...
中里介山 「大菩薩峠」
...努(つと)めて幼少の時に描(えが)いた理想を養(やしな)うことは年々歳々(ねんねんさいさい)枯(か)れゆく心の色香(いろか)を新たむるの道であろうと信ずる...
新渡戸稲造 「自警録」
...「私はそう信ずる」と「我れかく信ず」で...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...とんでもない自首を……もっともあんな馬鹿げた陳述を信ずる人は一人もないではありましょうが……」老教授は...
平林初之輔 「予審調書」
...『南畝莠言(なんぽゆうげん)』の文を読み損ねて勝軍地蔵を日本で捏造(ねつぞう)したように信ずる者あるに...
南方熊楠 「十二支考」
...自から好んで敷殺された人の上に建てた壁は損ぜぬと信ずるからで...
南方熊楠 「人柱の話」
...わたしが何よりも堅く信ずるところは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...朝廷の百官を前において自分は信ずるところをいっておるのだ」「この宴は私席である...
吉川英治 「三国志」
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