...人事を尽して天命を俟つ――人間の真髄...
種田山頭火 「其中日記」
...専ら文芸を一つの認識として検討する広範義に於ける認識論を俟つ他ないと思うが...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...常識からの発言権に俟つ処が...
戸坂潤 「科学と科学の観念」
...学問的研究を俟つまでもなく...
戸坂潤 「科学方法論」
...――それぞれの部門の報告に俟つことにする...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...そしてこの写すということの実際が実践に俟つのである...
戸坂潤 「辞典」
...かくて新聞紙は重要ニュースは官庁のディクテーションに俟つ他ないということになる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...之は不断の訓練に俟つものだ...
戸坂潤 「読書法」
...是れ精確なる科学的智識と行政的手腕に俟つべし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...斯くして試驗場と製鋼部と相俟つて材料の研究をしました...
豊田喜一郎 「準備は出來たトヨタは邁進します」
...けれどもその金文と遺物の研究とが相俟つて...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...毎日読書晩涼の来るを俟つ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...即ちそれの行くへを遮つてそれに抵抗を與へ緊張を促しつつそれの自己主張を誘發する實在者を俟つてはじめてそれの實在性は維持されるゆゑ...
波多野精一 「時と永遠」
...巧みに配された人事と相俟つて...
堀辰雄 「「文藝林泉」讀後」
...そしてそれは個人の自由な精神の活動に俟つのである...
三木清 「哲学入門」
...このやうな嚴重な身分の保障と相俟つて...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...朝鮮モンロー主義……売国巨頭株の一掃……手に唾して俟つべしだ...
夢野久作 「爆弾太平記」
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