...儒家者流は孔子の言を信じて周公を聖人即ち理想人と爲し支那の政治も宗教も此の人の偉大なる天才及び徳性を俟つて始めて完成されたものであると主張する...
橘樸 「支那を識るの途」
...互に相俟つて一事を證することも有るべく...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...もしそれが実現を俟つ概念でなければ佯(いつわ)りである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...そしてこの写すということの実際が実践に俟つのである...
戸坂潤 「辞典」
...かくて新聞紙は重要ニュースは官庁のディクテーションに俟つ他ないということになる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...軍部団の強力なもう一つの「常識」に俟つのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それは識者の批判に俟つとして...
豊島与志雄 「小説集「白蛾」後記」
...文学上のむずかしい理論を俟つ必要はない...
豊島与志雄 「表現論随筆」
...姑らく後考を俟つ...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...幽邃(いうすゐ)なる寺院の境内より漏れ聞ゆる僧侶が讀經の聲と梵鐘の響とは古雅なる堂塔の建築と相俟つてこゝに森玄なる宗教藝術の美がつくり出される...
永井荷風 「十年振」
...一體に幽邃な平和な此の水は山の姿と相俟つてどうしても...
長塚節 「白甜瓜」
...塲面(ばめん)々々の感(かん)じと相(あひ)俟つて音響(おんけう)の効果(こうくわ)が實(じつ)に巧(たくみ)に用(もち)ゐられてゐるが...
南部修太郎 「文壇球突物語」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...それはそれを客觀的事態として眞理として表象し承認し主張する主體の存在を俟つて...
波多野精一 「時と永遠」
...しかしそれが感性的直觀に關して成立し得るといふことは構想力の媒介を俟つて初めて可能である」(Kr. d. r. V. A 124)...
三木清 「論理と直觀」
...迦葉これに籠って仏衣を守り弥勒を俟つという(『大清一統志』三一九)...
南方熊楠 「十二支考」
...京都特有の底冷と相俟つて人氣がすると...
室生犀星 「京洛日記」
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