...みんなは平衡を保つために反対の側に凭(もた)れかかり...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...keep(保つ)...
高田力 「ベーシック英語」
...だん/\家計が思はしくなくなつて後も四人の子の世話を一手でする取込んだ中に家中の内儀としての品位を保つだけのしとやかさは失はなかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...幕府の威信を保つ上からも...
太宰治 「右大臣実朝」
...この讃美にみちた天の下で彼の高い地位を保つことは出来ないのであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...馴れた自分の家にゆっくり落着いて心とからだの安静を保つのが自分にはいちばん涼しい銷夏(しょうか)法である...
寺田寅彦 「夏」
...處りても身を保つを思ふ而して人は終に彼れの智術を知らざるなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...秘密を保つ方法と...
永井荷風 「ひかげの花」
...自分を保つすべがないやうな破目(はめ)になります...
中原中也 「寒い夜の自我像」
...その生活を保つていたものであることが分かる...
蜷川新 「天皇」
...主體性を保つ以上主體は自己主張をもつて再び他者に衝突し更に新たに無におとしいれられて結局壞滅にをはるのではなからうか...
波多野精一 「時と永遠」
...時間性との交渉に入るに先だつてそれ自らの純粹の存在を保つ純粹客體に...
波多野精一 「時と永遠」
...虚ろな上眼を保つばかりで一向思案の浮ばぬ質である...
牧野信一 「東中野にて」
...健康を保つ最上の物理學であるといふことには...
三木清 「人生論ノート」
...文自体においてはなお調和を保つことが努められている...
森鴎外 「空車」
...永く桃源五箇庄の静穏を保つことができぬ...
柳田國男 「地名の研究」
...その小心な面子(メンツ)を保つために...
吉川英治 「新書太閤記」
...一樣に茂つた三四町の廣さを保つてずつと西三里あまり打ち續いて田子の浦に終つてゐるのである...
若山牧水 「樹木とその葉」
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