...且又健康を保つ上には何びとにも絶対に必要である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...彼は厳粛な空気を保つために低音を以てひそ/\と語り...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...凄し『恐怖』は其中に至重の位保つめり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「絶対的中立」を保つことが出来ると結論したのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...全体の調和を保つためにその後つぶされてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いつでも同じ温かさを保つてゆかれる愛だ...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...根源的時間性において有は無と離し難き聯關を保つが故に...
波多野精一 「時と永遠」
...此の土地の人かい?」「近くなンです……」「伊香保つて...
林芙美子 「浮雲」
...明度や彩度を変更しても同じ色相を保つが...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...必竟(ひっきょう)自国の平安を保つの主意に出(いづ)るがごときは...
ヒリモア R. J. Phillimore 柴田昌吉訳 「「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)」
...不貞な表情を保つた...
牧野信一 「素書」
...呼び込まれてゐる水の上に懸つた隧道型の廊下を抜けて行くといつの間にかそれは池のふちを弓なり廻つて稍勾配を保つたまゝ爪のやうに伸びて...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...寧ろ才能よりも忍耐と努力にまつて多難なる作家生活を保つて来たのではなからうか...
牧野信一 「浪曼的時評」
...新刊書よりも十年なり十五年なり生命を保つてゐるものを取るべきである...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...酒凍結して容れものの形を保つことあり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...でも不思議にも永く病躯を保つことができて敵を消耗させ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それが如何なる意義を保つであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...四海の平安を長く保つことはできぬ...
吉川英治 「三国志」
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人間わざとは思えない 鍼 三寒四温
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