...千枝子夫婦は夫の任地の佐世保(させほ)へ行ってしまったが...
芥川龍之介 「妙な話」
...この箱は君がどこかへ大切に保存して置いて下さい...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...保命酒(ほめいしゅ)のような諸国の銘酒なども売っていた)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...植物標本の保存植物を保存する時に一番物足らず思う事は美しい緑が褪(さ)めてしまうことである...
寺田寅彦 「話の種」
...保護者として……なつかしみ慕う...
豊島与志雄 「反抗」
...粉屋は保険をかけていたので...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...表装して保存しているが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...その不平等条約によって保障された不当な利潤によって先進国の地位が保たれてきたのであった...
服部之総 「黒船来航」
...保羅が、門の前で大きな声で叫ぶと、すこし離れた別棟の小屋の戸があいて、提灯(ちょうちん)をさげた、六十ばかりの老爺(としより)がびっこをひきながら出て来て、ひどく大儀そうに門をあけた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...徴兵保険会社かの貸切りださうで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...不気味な沈黙が保たれてゐたのが...
牧野信一 「競馬の日」
...久保はいろいろな手段で蒐集した藤村(とうそん)の短冊など見せた...
「一本の花」
...体のしまった形で保田からかえって来ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...勝ち気な御息所が旧態を保たせていたとはいうものの...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一層厚く美を保証するからです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...新品同様に保持されている...
山本周五郎 「青べか物語」
...三十年の長きを保っていたというも...
吉川英治 「三国志」
...すなわち平安朝の写本が源平時代あるいは保元(ほうげん)平治(へいじ)のころに右に言ったような「綴じ目の切れた」という状態で次の時代へ伝えられる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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