例文・使い方一覧でみる「俛」の意味


スポンサーリンク

...前よりも首(うなだ)れて...   前よりも俛首れての読み方
石川啄木 「病院の窓」

...欝金草賣は謹んで無言のままに頭(くび)を(た)れた...   欝金草賣は謹んで無言のままに頭を俛れたの読み方
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「欝金草賣」

...彼等黙然として頭(た)れ...   彼等黙然として頭俛れの読み方
上田敏 上田敏訳 「海潮音」

...芳子もその傍(そば)に庇髪(ひさしがみ)を(た)れて談話を聞いていた...   芳子もその傍に庇髪を俛れて談話を聞いていたの読み方
田山花袋 「蒲団」

...これだけは私厭です」父親は黙って煙管を啣(くわ)えたまま(うつむ)いてしまったが...   これだけは私厭です」父親は黙って煙管を啣えたまま俛いてしまったがの読み方
徳田秋声 「あらくれ」

...よもやお前に理(り)があるとは言うまいよ」お島は(うつむ)いたまま黙っていたが...   よもやお前に理があるとは言うまいよ」お島は俛いたまま黙っていたがの読み方
徳田秋声 「あらくれ」

...(うつむ)きながら煙草(たばこ)にマッチを摺(す)りつけていた...   俛きながら煙草にマッチを摺りつけていたの読み方
徳田秋声 「仮装人物」

...栗栖もそっと(うつ)むいて猪口(ちょく)を手にした...   栗栖もそっと俛むいて猪口を手にしたの読み方
徳田秋声 「縮図」

...それから荷車の後を押して行くお杉さんも白かつた頬が日に燒けて脊には何時でも小さな子が首をくつたりと(うなだ)れて眠つて居ました...   それから荷車の後を押して行くお杉さんも白かつた頬が日に燒けて脊には何時でも小さな子が首をくつたりと俛れて眠つて居ましたの読み方
長塚節 「白瓜と青瓜」

...巡査(じゆんさ)が縁側(えんがは)の坐蒲團(ざぶとん)へ腰(こし)を掛(か)けた時(とき)勘次(かんじ)は籠(かご)を脊負(せお)つた儘(まゝ)首(くび)を(た)れて立(た)つた...   巡査が縁側の坐蒲團へ腰を掛けた時勘次は籠を脊負つた儘首を俛れて立つたの読み方
長塚節 「土」

...助(たす)かれるもんならわしもはあ……」と彼(かれ)はぐつたり首(くび)を(た)れた...   助かれるもんならわしもはあ……」と彼はぐつたり首を俛れたの読み方
長塚節 「土」

...巫女(くちよせ)の婆(ばあ)さんは先刻(さつき)と同(おな)じく箱(はこ)へ肱(ひぢ)を突(つ)いて「能(よ)く喚(よ)び出(だ)してくれたぞよう……」と極(きま)つたやうな句(く)を反覆(くりかへ)しつゝまだ十分(ぶん)の意味(いみ)を成(な)さないのに勘次(かんじ)は整然(ちやん)と坐(すわ)つた膝(ひざ)へ兩手(りやうて)を棒(ぼう)のやうに突(つ)いてぐつたりと頭(かしら)を(た)れた...   巫女の婆さんは先刻と同じく箱へ肱を突いて「能く喚び出してくれたぞよう……」と極つたやうな句を反覆しつゝまだ十分の意味を成さないのに勘次は整然と坐つた膝へ兩手を棒のやうに突いてぐつたりと頭を俛れたの読み方
長塚節 「土」

...生殖作用(せいしよくさよう)を畢(をは)つた凡(すべ)ての作物(さくもつ)の穗先(ほさき)は悉皆(みんな)もう首(うなだ)れて居(ゐ)る...   生殖作用を畢つた凡ての作物の穗先は悉皆もう俛首れて居るの読み方
長塚節 「土」

...勘次(かんじ)は依然(いぜん)として首(うなだ)れた儘(まゝ)遂(つひ)に隣(となり)の主人(しゆじん)の門(もん)を潜(くゞ)つた...   勘次は依然として俛首れた儘遂に隣の主人の門を潜つたの読み方
長塚節 「土」

...夏の草なればにや矢車のみひとりいつまでも心強げに見ゆれば朝ごとに一つ二つと減り行くに何が殘らむ矢車の花首れてわびしき花の斗菜(をだまき)は萎みてあせぬ矢車の花風邪引きて厭ひし窓もあけたればすなはちゆるゝ矢車の花快き夏來にけりといふが如まともに向ける矢車の花五月十日...   夏の草なればにや矢車のみひとりいつまでも心強げに見ゆれば朝ごとに一つ二つと減り行くに何が殘らむ矢車の花俛首れてわびしき花の斗菜は萎みてあせぬ矢車の花風邪引きて厭ひし窓もあけたればすなはちゆるゝ矢車の花快き夏來にけりといふが如まともに向ける矢車の花五月十日の読み方
長塚節 「長塚節歌集 下」

...貞婦烈女も賢妻良母も皆わけしらずのおぼことなって首を(た)るるであろう...   貞婦烈女も賢妻良母も皆わけしらずのおぼことなって首を俛るるであろうの読み方
森鴎外 「細木香以」

...(男首を(た)れて辻馬車のたまりをさして行く...   れて辻馬車のたまりをさして行くの読み方
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「辻馬車」

...そうして心持ち首(うなだ)れながら若林博士の言葉に耳を傾けた...   そうして心持ち俛首れながら若林博士の言葉に耳を傾けたの読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

「俛」の読みかた

「俛」の書き方・書き順

いろんなフォントで「俛」


ランダム例文:
いくつかの   しかと   間遠になる  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
出生地主義   衝撃的   差別的  

スポンサーリンク

トップへ戻る