...振りかえりながら「死して再び花は咲かず」と俚歌(りか)を低声に唄うて暗(あん)に死をとどむる如く誡(いまし)め行く職人もあり...
饗庭篁村 「良夜」
...妻の不品行を諷(ふう)した俚謡(りよう)をうたって...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...「食を与ふる者ぞ我が主也(ものくゐゆすどわーおしゆー)」という俚諺(りげん)もこういう所から出たのであろうと思います...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...我国の俚言(りげん)にすべて物の凍(こほ)るを...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...賽(さい)の河原は哀(かな)しい而して真実な俚伝(りでん)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...見る人その鄙俚を笑ふこと勿れ」と述べ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...台湾夫婦の基隆別れ……という俚諺がある...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...こういう俚諺が特に生じたところに意味がある...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...その後半生は吉田通ればの俚謡(りよう)にうたわれて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「女賢シウシテ牛売リ損ネル」という俚諺(りげん)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...内田邦彦氏の『南総俚俗』に...
南方熊楠 「十二支考」
...ハズリット『諸信および俚俗』一巻一三二頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...古来の俚諺に「盗人(ぬすと)にも三分の理がある」という...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...「俚俗(りぞく)かくれ里(さと)と云(い)ひ...
柳田国男 「海上の道」
...この俚謡(りよう)もいっているとおり...
吉川英治 「三国志」
...その俚謡を耳にした張飛は...
吉川英治 「三国志」
...“運(うん)と岩茸(いわたけ)は危(あぶ)ない所にある――”という木曾地方の俚諺(りげん)なども...
吉川英治 「随筆 新平家」
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