...北原白秋(きたはらはくしう)氏などの俚謡(りえう)は抒情詩的小衆文芸だ...
芥川龍之介 「亦一説?」
...台湾夫婦の基隆別れ……という俚諺がある...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...「ペネロピーの仕事」という英語の俚諺(ことわざ)が何遍となく彼の口に上(のぼ)った...
夏目漱石 「道草」
...法律に関する純粋なる俚諺との二種があるが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...今ここに最も普通に行われている諸国の俚諺を英語に訳したものを挙げてみよう...
穂積陳重 「法窓夜話」
...マコモの中でもアヤメ咲くふるくから人口に膾炙した俚謡に「潮来出島(いたこでじま)の真菰(まこも)の中であやめ咲くとはしほらしや」というのがある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...あまねく人の知っているかの潮来節(いたこぶし)の俚謡(りよう)に...
牧野富太郎 「植物知識」
...この俚謡(りよう)の意味がまったくめちゃくちゃになっている...
牧野富太郎 「植物知識」
...クルックの『北印度俗宗および俚俗』二巻一五二―三頁...
南方熊楠 「十二支考」
...余幼時「大和国がら女の呼(よば)いおとこ弥勒の世じゃわいな」てふ俚謡を聞いた...
南方熊楠 「十二支考」
...ドイツの俚説に灰上に家鴨(あひる)や鵞の足形を印すれば...
南方熊楠 「十二支考」
...『太陽』二九ノ七)4英国でボグス・ノルトンの豕はオルガンを奏すという俚語あり...
南方熊楠 「十二支考」
...それは或俚諺(りげん)の来歴を語つてゐるのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...囲炉俚談一炉をヰロリという今日の語はどうして始まったか...
柳田国男 「木綿以前の事」
...至って平和なる里中にも親に似ぬ子は鬼子という俚諺(りげん)は...
柳田国男 「山の人生」
...ぬかるみ辷(すべ)ってツンのめろ」という俚謡(りよう)があります...
夢野久作 「鼻の表現」
...農夫も馬丁も俚語(アルゴ)を用ひないのが特色だ相(さう)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...街の俚謡(りよう)がそう謡(うと)うていると聞けば...
吉川英治 「私本太平記」
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