...「俗間の人々は、高級なものよりも手軽に食べられる食品を好む傾向がある...
...「彼は思想家として、俗間の物質的な価値に囚われない生き方を提唱している...
...「俗間的な価値観に縛られることなく、自分の心の声に従って生きたい...
...「彼は俗間から離れて、静かな山奥で瞑想に励んでいる...
...「俗間という限られた範囲で生きることに嫌気が差した私は、海外で自分探しの旅に出た...
...俗間にては、かくのごとき怪事あれば、ただちに狐狸(こり)の所為となすも、前に投石の怪事のもとに述べしがごとく、その多くは人為にして、婦人、児童、もしくは愚鈍者の所為に出ずることが多い...
井上円了 「おばけの正体」
...俗間通用の病名などにいたりては...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...くわしいことは、拙著にゆずるほかないが、とまれこうした事実があきらかになれば、家族制も爾余の制度とおなじく発展的なものであり、俗間に、「わが固有の家族制度」などと現行家族制に固定性、永遠性を付与していることの虚妄も消散するであろう...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...サタイヤという文学形式はローマになって起きた俗間のデゼネレートした詩形に過ぎないそうだが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...寧ろそうした俗間的な批評能力が増せば増す程...
戸坂潤 「思想としての文学」
...工業立地に就いて情実や俗間常識に左右されたり何かして...
戸坂潤 「読書法」
...仮に俗間の支配権は金持ちや政治家の手にあっても...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...単に俗間的な〔指導者〕ばかりではなく...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...という現在の俗間の定説もおのずから理解されるわけで...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...このあねさん塚の世間俗間から冷遇されることは非常なものでござってな...
中里介山 「大菩薩峠」
...當時俗間富豪をさして...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...また今日俗間にて言うところの説と働きなるものも...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...俗間にては之を御城碁...
福沢諭吉 「帝室論」
...また俗間で歌よむ人々は何も一々植物学者ではないから...
牧野富太郎 「植物記」
...ただ俗間此(かく)の如きものを発句と称(とな)へをる者多き故にその妄(もう)を弁ずるのみ...
正岡子規 「俳諧大要」
...和歌俳句の俗間にて作らるるを望まず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...それに劣らず怪しい説が西洋の俗間に行われ...
南方熊楠 「十二支考」
...本州の方でも稀(まれ)ならず俗間に残っていたことは...
柳田国男 「海上の道」
便利!手書き漢字入力検索