...音楽師らは俗謡を試みたのであるが...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...彼女はまたフランスの俗謡を一つ歌った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いつでも俗謡にもどってゆきたがる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その俗謡を高尚ならしめようとつとめていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その隙間(すきま)から、中世紀のもの、バッハ、パレストリナ、俗謡などが、多少吹き込んできた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ワンワンというこの地方の俗謡の節を...
中里介山 「大菩薩峠」
...節調を全うした俗謡のうちの数え唄になったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...ジャズだらうと俗謡だらうとソナタだらうとファンテジイだらうと...
中原中也 「音楽と世態」
...三味線とイオリンと、能、芝居、漢詩、俗謡、帝劇の女優、哥沢振(うたざはぶ)りの踊...
平出修 「畜生道」
...アチラ立つればコチラが立たず両方立つれば身が立たずの俗謡のようなジレンマに陥る...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...寧ろ私はその大根船の往来(ゆきき)を殺風景なりとした江戸末年の俗謡時世時節とあきらめしやんせ屋形船さへ大根積む」をおもつて...
正岡容 「大正東京錦絵」
...ちょうど今イタリア全土に流行しつつある俗謡で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...現代文化の裏面に横たわる戦慄すべき『狂人の暗黒時代』の内容を俗謡化した一種の建白書...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...これがあの四五年前に流行した『ドコマデモ』という俗謡の本家本元なんだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...上は宮中の雅楽から下は俗謡に到るまで数十百種に上るであろう...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...本来無表現――鼻の動的表現(五)この他(ほか)古今の文献、詩歌小説、演劇講談、落語俗謡、その他(た)の言語文章、絵画彫刻なぞいうもの、又は外国語等にも亘って調べましたならば、随分沢山の鼻の表現が現われて来るであろうと想像されます...
夢野久作 「鼻の表現」
...氏が訳した日本の短い二首の俗謡が或(ある)夫人に由(よ)つて歌はれもした...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...横町や裏辻のほうで太鼓ばやしと俗謡(ぞくよう)の節だけが聞えた...
吉川英治 「新書太閤記」
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