...傲然(ごうぜん)と俗衆を睥睨(へいげい)している...
芥川龍之介 「葱」
...俗衆がそんなにせっせと追いもとめる流行をつくり出すのは贅沢で放蕩な人間である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...極めて卑近な行(ぎょう)をして俗衆を教化しようとした空也上人の衣鉢(いはつ)を伝えたものであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...」若林も一般俗衆のように...
徳田秋声 「縮図」
...甘やかされた俗衆か...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...ソクラテスは決して俗衆的でなく...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...必ずしも俗衆主義のものではない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...世間の俗衆を欺瞞せんとするヤシ的出版屋のヤクザ本や紙屑雑誌ばかりで...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...それらは大部分俗衆のためにできているのであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もっと勢いよく俗衆のただ中に割り込んでゆくためであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この歴史を書く人々を俗衆の中から選んでいる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...俗衆はまさしく歌によって動かされていたのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それを神々が多数の俗衆に聴かせんがために...
柳田国男 「木綿以前の事」
...極端に清浄を愛して叨(みだ)りに俗衆の近づくを憎み...
柳田国男 「山の人生」
...(二月八日)文人(ぶんじん)の決闘若手の戯曲作者として近年巴里(パリイ)の俗衆に人気のあるガストン・アルマン・カイアエ君と...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...カイアエ君の作つた「プリム・ロオズ」と云ふ平凡な脚本が俗衆の人気に投じたので...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「俗衆の論でもいい...
吉川英治 「三国志」
...大勢の俗衆と共に...
吉川英治 「親鸞」
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