...俗衆には流行である...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...又は輕佻で不眞面目な青年若くば俗衆の意に投ぜんとするといふ樣な陋劣な傾向が伴うて居ることも否定すべからざる事實であらうと思ふ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...俗衆は、自らおのれを崇拝しまた俗衆を喝采(かっさい)する一つの年老いたナルシスにすぎない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...俗衆の嘲罵(ちょうば)や父母の悲嘆をよそに彼は此の生き方を...
中島敦 「光と風と夢」
...俗衆的先入見を憎悪(ぞうお)し...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...世間の俗衆を欺瞞せんとするヤシ的出版屋のヤクザ本や紙屑雑誌ばかりで...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...賢者はその霊魂を俗衆から離して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一般俗衆と判断知識において優れた稀な人々とは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それらは大部分俗衆のためにできているのであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...俗衆を例にとることはやめよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もしくはそれ以後においても俗衆の間において...
柳田国男 「海上の道」
...それを神々が多数の俗衆に聴かせんがために...
柳田国男 「木綿以前の事」
...極端に清浄を愛して叨(みだ)りに俗衆の近づくを憎み...
柳田国男 「山の人生」
...カイアエ君の作つた「プリム・ロオズ」と云ふ平凡な脚本が俗衆の人気に投じたので...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「俗衆の論でもいい...
吉川英治 「三国志」
...一箇の俗衆となって聴法の床に坐っていた...
吉川英治 「親鸞」
...その人と同じ人間が先ごろから数日のうち道場の聴法の筵(むしろ)に俗衆のうちにまじっていたとは気のつく者はなかった...
吉川英治 「親鸞」
...俗衆の臆測でございましょう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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