...卑劣で臆病な俗衆はいよいよ増長して調子を高める...
伊藤野枝 「転機」
...俗衆には流行である...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...附和雷同的な青年や俗衆やを動かし得るとするも...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...俗衆は、自らおのれを崇拝しまた俗衆を喝采(かっさい)する一つの年老いたナルシスにすぎない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...他の学者はただの一銭の賞金にも直径一分の賞牌にも値せぬように俗衆に思わせるのは...
夏目漱石 「学者と名誉」
...はじめて一般の俗衆は...
萩原朔太郎 「青猫」
...詩が常に俗衆を眼下に見くだし...
萩原朔太郎 「青猫」
...彼もまたプラトンと共に貴族的(超俗衆的)の人物である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...俗衆だけでなく哲学者の一般的な意見にもなっていると思われる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...俗衆と罵(ののし)って...
二葉亭四迷 「平凡」
...一般俗衆と判断知識において優れた稀な人々とは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だからこそ俗衆は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...俗衆からいいかげんな理屈を借りることをも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...俗衆を例にとることはやめよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...俗衆はまさしく歌によって動かされていたのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...俗衆は敬遠せざるを得なかったろう...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...(二月八日)文人(ぶんじん)の決闘若手の戯曲作者として近年巴里(パリイ)の俗衆に人気のあるガストン・アルマン・カイアエ君と...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...想ふに英国で書かれた「ムスメ」此(この)国で既に演じて居る「バツタアフライ」と並んで当分欧洲の俗衆に歓迎せられる日本劇は此(この)「日本の誉(ほまれ)」であらう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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