...俗気をはらうと、心が落ち着く...
...俗気から離れた場所に住みたい...
...俗気を振り払って、自分自身を見つめる時間が必要だ...
...この社交的な場所は、俗気が溢れている...
...瞑想することで、俗気を払うことができる...
...俗気なき人と碁をかこみて...
大町桂月 「月譜」
...古いものから較べると俗気が入っているけれども...
高村光太郎 「回想録」
...どこかに俗気がある...
田山録弥 「J. K. Huys Mans の小説」
...クリストフのまわりには、薄黒い長い上着をきちっとまとった将校連中!髯(ひげ)を剃(そ)った、赤い、真面目(まじめ)な、俗気たっぷりの、大きな顔の連中、それから、例の誇張癖を発揮して、盛んに談笑してる貴婦人たち、それから、歯並みをすっかりむき出した微笑(ほほえ)み方をする、善良な令嬢たち、それから、髯(ひげ)と眼鏡との中に潜み込んで、眼の丸い人のよい蜘蛛(くも)に似ている、大男たち...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かえって高雅蒼老(そうろう)些(さ)の俗気を帯びず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...ただ千代のに比すれば俗気少からんか...
正岡子規 「俳諧大要」
...穉気(ちき)ありて俗気なき処かへつて文学的なる者多し...
正岡子規 「俳諧大要」
...かへつてその意匠に一種厭ふべき俗気を帯びたるが如く感ぜしむることあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...彼の心性高潔にして些の俗気なき事以て見るべし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...少し俗気少かるべく候へども...
正岡子規 「人々に答ふ」
...元義は終始万葉調を学ばんとしたるがためにその格調の高古(こうこ)にして些(いささか)の俗気なきと共にその趣向は平淡にして変化に乏しきの感あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...私の俗気を日本がふっとばしてくれたというわけでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...俗気(ぞっけ)のない愛すべき男であるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...俗気(ぞくけ)が抜け切らずに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なかなかの遣り手ではあるが、結局は、俗気の人で、禅の心境などからは随分かけ離れた人間であろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...いかにも清々と俗気のない姿だ...
吉川英治 「三国志」
...俗気(ぞっけ)とよび...
吉川英治 「新書太閤記」
...もっと俗気があった...
吉川英治 「新書太閤記」
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