...俗書を読んだことがありますか?...
...この本は俗書として有名です...
...彼は俗書を集めるのが趣味です...
...俗書を読むことは、知識を広げるために有効です...
...俗書を読むことで歴史的な背景を学ぶことができます...
...鴎外の博覧強記は誰も知らぬものはないが、学術書だろうが、通俗書だろうが、手当り任せに極めて多方面に渉(わた)って集めもし読みもした...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...ばかばかしい程無神経な俗書であるのが常である...
高村光太郎 「書について」
...フランスの台所で大部分は焚附の代りになって了った程の俗書だが...
辰野隆 「愛書癖」
...浅薄な通俗書籍雑誌の濫出...
寺田寅彦 「鑢屑」
...杉村楚人冠『新聞の話』(一九三〇年)――この通俗書はわが国に於ける統一的な新聞論として最も理論的意義を有つものだと考えられる――では...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...『唯物論全書』(すでに三十六巻を出す―その後続刊)の出版は唯一の纏った唯物論の高級通俗書の系列であるが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...又新羅より出る書容易に看過すべからず……中國の人夷情を得ぬが故に此を知らず予日本に生して夷情を得たり中國の人情は海の如し新羅高麗の人情は海と川との堺ひ目の如し日本の人情は川の如し此は且く佛書を云若し俗書は不レ爾甚だ野鄙なり本と文なき邦なるが故に佛書は理の甚深を云故に一奇特の文體をなす者なりといふが如き...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...附記 伊賀越の仇討は、荒木方四人、又五郎方士分、小者ともで、合せて十一人と、藤堂家の公文書「累世記事」にも残っているし、その外俗書にも、同じであるが、一竜斎貞山(二代目)が、附人を三十六人にして、これが当って以来、すっかり、この方が一般的になってしまった...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...イリーンの通俗書などにも...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...精神分析の通俗書を読んだものは...
久生十蘭 「蝶の絵」
...俗書が段々科学的の書に接近して来る風潮を論ずる...
森鴎外 「二人の友」
...」「近比(ちかごろ)日本の風俗書きしふみ一つ二つ買はせて読みしに...
森鴎外 「文づかひ」
...心の中には片時も忘れ侍らず」「近ごろ日本の風俗書きしふみ一つ二つ買わせて読みしに...
森鴎外 「文づかい」
...そしてその間に俗書*・ことにスペインの書物・の中の美しい辞句などをさしはさむのであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...* ラテン語の書籍に対して近代語の書物を総称して俗書と言った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「禅の俗書にこんな話しがある」横になって暫くしてから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「いま話した俗書の俗話を...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...史書でもなければ風俗書でもない...
吉川英治 「私本太平記」
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