...もう一度「俗吏」の意味を調べてから使おう...
...この時代には、俗吏が政府の中枢にいた...
...彼は俗吏ではあったが、富豪たちと繋がりがあった...
...彼の祖先は俗吏だったが、彼自身は医者になった...
...父親が俗吏だったため、彼は政治に興味を持つようになった...
...明日は痩犬の様な俗吏の手に渡さるべき所謂(いはゆる)月表なるものを作らねばならぬ...
石川啄木 「雲は天才である」
...寺院の俗吏国教宗の寺院にては必ず俗吏を使用す...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...窃(ひそか)に自分の己惚了簡で学問好きの嬢様は華尾のやうな俗吏がお気に召す筈が無いと定(き)めてゐた処へ華尾が博士論文の催促で責められると聞いたから...
内田魯庵 「犬物語」
...区々たる俗吏は丈夫の望む処で無い...
内田魯庵 「貧書生」
...封建俗吏の下(もと)に永く圧制せられていた...
大隈重信 「選挙人に与う」
...俗吏に同類の旧悪を是認させることは無理といわねばならない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いったい自分は法科などへはいってこんな俗吏になろうと云うような考えは毛頭なかった...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...三十にしてなお俗吏なりと云うような句があったと思うが...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...俗吏の頤使を受けて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...俗吏の頤使を受けて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...平時には最も厭(いと)うべき俗吏となる...
新渡戸稲造 「武士道の山」
...在昔(ざいせき)、徳川政府勘定所(かんじょうどころ)の例に、旗下(はたもと)の士が廩米(りんまい)を受取るとき、米何石何斗と書く米の字は、その竪棒(たてぼう)を上に通さずして俗様(ぞくよう)に※と記すべき法なるを、ある時、林大学頭より出したる受取書に、楷書をもって尋常に米と記しければ、勘定所の俗吏輩、いかでこれを許すべきや、成規に背(そむ)くとて却下したるに、林家においてもこれに服せず、同家の用人と勘定所の俗吏と一場の争論となりて、ついに勘定奉行と大学頭と直談(じきだん)の大事件に及びたるときに、大学頭の申し分に、日本国中文字のことは拙者一人の心得にあり、米は米の字にてよろしとの一言にて、政府中の全権と称する勘定奉行も、これがために失敗したりとの一話あり...
福沢諭吉 「学問の独立」
...この言はまったく俗吏論にして...
福沢諭吉 「学問の独立」
...けだし俗吏の干渉掣肘激しく作者の身辺へ伸びて...
正岡容 「浅草燈籠」
...俗吏の申請で正六位や従五位を贈らるるよりは千倍悦んで地下に瞑するじゃろう...
南方熊楠 「十二支考」
...当時徳川家斉の美挙は俗吏賈豎(こじゆ)の誤る所となつたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...俗吏は出入りしませんから...
吉川英治 「三国志」
...隆光をめぐる幕府の大官や俗吏のあいだに...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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