...俗事却て是れ實なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...そは多く俗事物(じぶつ)を詠じて...
芥川龍之介 「点心」
...そのつど俗事と俗情に妨げられまして...
上村松園 「あゝ二十年」
...目次第一章 人情の碗茶は日常生活の俗事の中に美を崇拝する一種の審美的宗教すなわち茶道の域に達す――茶道は社会の上下を通じて広まる――新旧両世界の誤解――西洋における茶の崇拝――欧州の古い文献に現われた茶の記録――物と心の争いについての道教徒の話――現今における富貴権勢を得ようとする争い第二章 茶の諸流茶の進化の三時期――唐(とう)...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...それから俗事に妨げられて二...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...樹木の名をさえ俗事と見なして...
太宰治 「八十八夜」
...墳墓は俗事となっています...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...けれども俗事の輻輳した時にはそうもして居られない...
永井荷風 「申訳」
...ほかに俗事役が三人と...
中里介山 「大菩薩峠」
...それからおれはつい俗事にかまけて上帝や聖母の御像へ上げる蝋燭の彩色(いろつけ)をたうとうしおほせなかつたつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...学事と俗事と連絡を容易にするの意なり...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...俗事には趣味はないが...
二葉亭四迷 「旅日記」
...俺はお人好しだから俗事には疎いのさ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...そは多く俗事物を詠じてなるべく雅ならしむる者のみ...
正岡子規 「俳諧大要」
...入(い)ツては俗事談判(ぞくじだんはん)の絶(た)ゆる間も無き中に立ツて...
三島霜川 「平民の娘」
...俗事役三人の邸宅を廻つたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...1860平凡な俗事の中へ連れ込んで引き擦り廻し...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...かえって俗事を処理するのには適してもおり上手でもあるのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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