...俗事却て是れ實なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...そは多く俗事物(じぶつ)を詠じて...
芥川龍之介 「点心」
...それから俗事に妨げられて二...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...樹木の名をさえ俗事と見なして...
太宰治 「八十八夜」
...俗人を相手にして俗事を處理するに於ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...俗人を相手にして俗事を処理するに於ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...けれども俗事の輻輳した時にはそうもして居られない...
永井荷風 「申訳」
...ほかに俗事役が三人と...
中里介山 「大菩薩峠」
...日常雅事俗事となく...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...而かも公然俗事の間に沒入し...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...いわば学事と俗事と相互(あいたがい)に分離し...
福沢諭吉 「学問の独立」
...我日本の宗教は其功徳俗事に達すること能はず...
福沢諭吉 「帝室論」
...純粋の俗事に当ると云う訳(わ)けであるから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...滞阪二日間は俗事蝟集殆ど息も吐けなかつた...
二葉亭四迷 「旅日記」
...そは多く俗事物を詠じてなるべく雅ならしむる者のみ...
正岡子規 「俳諧大要」
...1860平凡な俗事の中へ連れ込んで引き擦り廻し...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...俗事俗情に重きをおくことが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...戦があるのないの――そんな俗事は聞いてもわからぬ」「わからないって? ……...
吉川英治 「源頼朝」
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