...矢野(弦光)の、通俗、首ったけな惚(ほ)れかたを、台町の先生に直ぐ取次いだところ、「好(よ)かろう...
泉鏡花 「薄紅梅」
...ふやけた浅墓(あさはか)な通俗小説ばかりを書くようになりました...
太宰治 「女の決闘」
...俗物の偽善に支持を与えるのはこの人たちである...
太宰治 「十五年間」
...極めて卑俗な迷信がそれだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...恐らく技術という俗語はそのままでは科学的な範疇とはならないものだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...又或る場合には(大衆がみずからを支配するようになっても)大衆は平均すれば他ならぬ平均値の卑俗なものであることを免れないだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...博覧強記で土俗学から印度哲学から言語学から何から何まで行くとして可ならざるなき底の学者であるが...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...彼は通俗的な粗大な良識からして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もし現代の風俗を矯正(きょうせい)しようと思うなら...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...最も世俗的な意味から云(い)っても大丈夫だ...
中島敦 「弟子」
...えてして俗への道である...
中原中也 「詩と現代」
...幕府の規綱も民間風俗も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そしてアメリカ水夫の歌なんて古く俗つぽいといふ反趣味とで...
牧野信一 「雪景色」
...習俗というものは実に妙ですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...『支那習俗』という一冊をまとめるほど...
柳田国男 「故郷七十年」
...すなわちいつまでもあれは名が俗だなどと...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...そういう凡俗な文芸にすらも接し得ぬことになっては...
柳田國男 「夢と文芸」
...言語や風俗のさまにも...
吉川英治 「新書太閤記」
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