...わたしたちの風俗習慣とは全然似ても似つかぬものの遺物なのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...両国でも本家の四ツ目屋のあった加賀屋横町や虎横町――薬種(やくしゅ)屋の虎屋の横町の俗称――今の有名な泥鰌(どじょう)屋の横町辺が中心です...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...悠長で而かも一種哀調を帯びた琉球の俗謡を謡ひながら帽子を編む...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...氣候風俗習慣の差は...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...通俗的といった程の意味のものなのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...どんどんもっと雄大なスケールの通俗小説を書いてもいいと思う...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...其外(そのほか)俗人(ぞくじん)で山(やま)へ修業(しゆげふ)に來(き)てゐる人(ひと)の話(はなし)も色々(いろ/\)聞(き)いた...
夏目漱石 「門」
...この俗見の誤謬(ごびゅう)について...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...給仕女(きゆうじをんな)は故郷(こきよう)の風俗(ふうぞく)をしてお客(きやく)の給仕(きゆうじ)に出(で)るといふふうになつてゐます...
濱田青陵 「博物館」
...彼の故郷では梟のことを俗にゴロスケと称び...
牧野信一 「鏡地獄」
...あるいは奉納の行燈(あんどん)に立ち寄りて俗句に感ぜし事もあり...
正岡子規 「俳句の初歩」
...猴野生する処へは日々飯菓等の食物を持ち往き養い最大功徳とす(ジュボア『印度の風俗習慣および礼儀』二巻六章)...
南方熊楠 「十二支考」
...』美に對すれば俗念を絶つ...
八面樓(宮崎湖処子) 「泉鏡花作『外科室』」
...恐らく文字でこの俗語を書き...
柳宗悦 「京都の朝市」
...習俗がやや似通(にかよ)うということなどは...
柳田国男 「海上の道」
...第一は風俗の淫靡から来るものであるが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...この僧俗一如(いちにょ)の家庭を清新に洗っていた...
吉川英治 「親鸞」
...彼らは俗人ほど素直でないと解った...
和辻哲郎 「鎖国」
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