...その頃評判の高かった風俗画報と申す雑誌が五六冊...
芥川龍之介 「疑惑」
...沖縄の民俗的宗教は儒教も仏教も知らなかったところの婦女子の手に委ねられたために...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...そこではただこの俗世界のための改装をするだけで...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...実は別に特に夫が国民の道徳風俗を傷つけるからではない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...俗塵を一洗し得たるの思あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...在来の俗謡になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...通俗に満作と云ふ塩魚が村に沢山這入つて来だした...
中村憲吉 「備後より」
...あの脱俗の風貌を知っていないと...
野村胡堂 「胡堂百話」
...まず人民の風俗を美にせざるべからず...
福沢諭吉 「学校の説」
...俗に云ふお内裏樣とて雛の棚の上段に奉るは...
福沢諭吉 「帝室論」
...俗人は申すに及ばず今の所謂歌よみどもは多く理窟を並べて樂み居候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...天保以後の句は概(おおむ)ね卑俗陳腐にして見るに堪へず...
正岡子規 「俳諧大要」
...あらゆる芸術の分野でごく少数の卓抜な選良たちは常に主観と客観とを二つのものに分けて扱う習俗を跨ぎこして...
宮本百合子 「ヴォルフの世界」
...卑俗な調子で短い演説のようなことをやったかと思うと...
宮本百合子 「刻々」
...『民俗学』という大型の雑誌を出して...
柳田国男 「故郷七十年」
...二三の顕著なる異俗があって...
柳田国男 「山の人生」
...これが俗に『笑い中気』という奴で『怒り中気』でも『泣き中気』でも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...すべてこの土地の風俗のままである...
吉川英治 「新書太閤記」
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