...俗衆がそんなにせっせと追いもとめる流行をつくり出すのは贅沢で放蕩な人間である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...日常的ということは又俗物的なことでもなくてはならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...風俗は認識論上の問題とされる時...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...特徴のない凡俗さとでもいうような醜さだった...
豊島与志雄 「叔父」
...医師はいつも上機嫌(じょうきげん)で、騒々しくて、せかせかして、俗っぽくて、好人物だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...俗塵を脱した清浄さ以上のものがあり...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...春章がこの時代の板画は役者絵風俗画共にその曇りて軟(やわら)かき色調...
永井荷風 「江戸芸術論」
...俳句は狂歌と同じく天保以後甚だ俗悪となりしが明治に及び日清戦争前後に至りて角田竹冷(つのだちくれい)正岡子規(まさおかしき)の二家各自同好の士を集めて大(おおい)に俳諧を論ぜしより遽(にわか)に勃興の新機運に向へり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...それこそ薄志弱行の凡俗のすることで...
中里介山 「大菩薩峠」
...獅子頭を捧げて行く土俗は今に各地に存している〔註八〕...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...日本俗謡の八木節や安来節の類に比し...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「非僧非俗」と称した親鸞は自己の身において無戒名字の比丘(びく)を見た...
三木清 「親鸞」
...予の「話俗随筆」に類話多く出(い)づ)...
南方熊楠 「十二支考」
...『民俗学』一ノ四)(付)邪視という語が早く用いられた一例余り寒いので何を志すとなく...
南方熊楠 「十二支考」
...風俗には決して心酔はしない...
三宅花圃 「藪の鶯」
...目の前の野蛮な風俗をくさしにかかる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...交会はよろしく俗ならざる所をえらんで相楽しみましょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ奇説を唱える辻の俗僧とぐらいにしか思わないで...
吉川英治 「親鸞」
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