...福一はかゝる伶俐(かしこき)ものなりしゆゑ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...怜俐(れいり)な津田の見逃(みのが)すところでなかった...
夏目漱石 「明暗」
...百三十三怜俐(れいり)な性分に似合わず夫人対お延の関係は津田によく呑(の)み込めていなかった...
夏目漱石 「明暗」
...延子さんはああいう怜俐(りこう)な方(かた)だから...
夏目漱石 「明暗」
...いかに怜俐(りこう)なお延にも考える自由の与えられていないその後(あと)は容易に出て来なかった...
夏目漱石 「明暗」
...あまりに怜俐(りこう)過ぎた...
夏目漱石 「明暗」
...食草獣のうち象大きい馬より伶俐(れいり)で象ほどならぬが驢も馬より鋭敏だ...
南方熊楠 「十二支考」
...一九〇四年ベルリンで大評判だった「伶俐なハンス」てふ馬は種々不思議の芸を演じ...
南方熊楠 「十二支考」
...伶俐な仏蘭西(フランス)の婦人達は必ず之(これ)に対する立派な御(ご)意見がありませう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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