例文・使い方一覧でみる「俄に」の意味


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...発病・帰朝・終焉・葬儀こう決定してからは一日も早く文学と終始した不愉快な日本の生活から遁(のが)れるべく俄に急(せ)き立って...   発病・帰朝・終焉・葬儀こう決定してからは一日も早く文学と終始した不愉快な日本の生活から遁れるべく俄に急き立っての読み方
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」

...俄に信用はできない」「ええ船長...   俄に信用はできない」「ええ船長の読み方
海野十三 「火薬船」

...俄に都の中央で下宿營業といふやうなごた/\した食物商賣に携はつたのであるから...   俄に都の中央で下宿營業といふやうなごた/\した食物商賣に携はつたのであるからの読み方
高濱虚子 「續俳諧師」

...「もと餘り健康で無い體で俄に慣れない勞働をなすつたのと其上睡眠不足などが原因で餘程體を壞していらつしやる...   「もと餘り健康で無い體で俄に慣れない勞働をなすつたのと其上睡眠不足などが原因で餘程體を壞していらつしやるの読み方
高濱虚子 「續俳諧師」

...俄に素顔君の訃を伝へて来たのは...   俄に素顔君の訃を伝へて来たのはの読み方
高浜虚子 「椿子物語」

...俄に雨になったものですから……」艶(なまめ)かしい声がして女達は舟へあがってきた...   俄に雨になったものですから……」艶かしい声がして女達は舟へあがってきたの読み方
田中貢太郎 「雷峯塔物語」

...それで俄に女がこわくなって引きかえそうと致しました...   それで俄に女がこわくなって引きかえそうと致しましたの読み方
小泉八雲 田部隆次訳 「忠五郎のはなし」

...有吉は俄に坐り直した...   有吉は俄に坐り直したの読み方
豊島与志雄 「傷痕の背景」

...俄に彼のうちに上ってきた...   俄に彼のうちに上ってきたの読み方
豊島与志雄 「蘇生」

...元彦は俄に明瞭な意識に返りました...   元彦は俄に明瞭な意識に返りましたの読み方
豊島与志雄 「渡舟場」

...娘は俄に萎(しほ)れかへりし面(おもて)に生々とせし色を見せて...   娘は俄に萎れかへりし面に生々とせし色を見せての読み方
樋口一葉 「うつせみ」

...其れと同時に往路巴理(ぱりー)に滯在した時とは打て變つて使節一行の待遇と云ふものが俄に惡くなつて仕舞つた...   其れと同時に往路巴理に滯在した時とは打て變つて使節一行の待遇と云ふものが俄に惡くなつて仕舞つたの読み方
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」

...俄にも母は世に亡くなり給ひ...   俄にも母は世に亡くなり給ひの読み方
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」

...そばのひとの袂を引っぱッて俄にせがんだ...   そばのひとの袂を引っぱッて俄にせがんだの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...それは、東軍の一将、奥州白河の結城光広(ゆうきみつひろ)の子、親光の一軍で、さきごろから狐河(きつねがわ)の辺で敵の赤松勢と対峙していたが、俄に旗を巻いて、宮方へ投(とう)じてしまったものである...   それは、東軍の一将、奥州白河の結城光広の子、親光の一軍で、さきごろから狐河の辺で敵の赤松勢と対峙していたが、俄に旗を巻いて、宮方へ投じてしまったものであるの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...それが俄に、こんな守勢に転じなければならぬとは――と彼の若さは、心外でたまらなかった...   それが俄に、こんな守勢に転じなければならぬとは――と彼の若さは、心外でたまらなかったの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...そして、「豊田へ帰ろう」と、俄に、引揚げの命を出した...   そして、「豊田へ帰ろう」と、俄に、引揚げの命を出したの読み方
吉川英治 「平の将門」

...……だが、加山」「は……」「およそ……」と、彼の態度は、俄に、ぴたりと落着いた...   ……だが、加山」「は……」「およそ……」と、彼の態度は、俄に、ぴたりと落着いたの読み方
吉川英治 「牢獄の花嫁」

「俄に」の書き方・書き順

いろんなフォントで「俄に」


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