...侵すべからざる権利...
大隈重信 「平和事業の将来」
...どこか知らに侵すことのできない威厳をもっていた...
大杉栄 「日本脱出記」
...その禁を侵すものは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...満州帝国の辺境を侵すものは純然たる支那兵とは限らない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...肉体を侵す酷烈な欲望のほかに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あたかも外寇(がいこう)が地理上の国境を侵すと同じである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いきなり乱暴に自然の法則を侵すのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...雨後新涼肌を侵す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...曇りて風なく新寒窓紗を侵す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...何が「お父さん」だ!これは神聖な「父母」を侵すものである...
永井隆 「この子を残して」
...詩として彼の頭をぼうっと侵すだけであった...
夏目漱石 「道草」
...天皇は「神聖にして侵すべからず」と解釈する理由もない...
蜷川新 「天皇」
...おれの道徳はどんな理由があろうとそれを侵すことはゆるさぬ……非常に苦痛だが...
久生十蘭 「黒い手帳」
...かつて虎が人を侵すをプレ神(ミスルトー)寄生の枝もて追い払うた...
南方熊楠 「十二支考」
...一方に買収されて他方の権利を侵すようなことはしまい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また首を捻じられるからと少しでも侵す者は無いそうだ...
柳田国男 「山の人生」
...わが大国を侵すか...
吉川英治 「三国志」
...死門を侵すときは...
吉川英治 「三国志」
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