...古代の文化が野蛮人の侵入のためにあれほどまでにかたなしに破壊された原因となったのかも知れない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...自由に侵入し来ること之なり...
海野十三 「地球要塞」
...世界を侵略して民族的国家を土台として羅馬(ローマ)帝国を造ろう...
大隈重信 「大戦乱後の国際平和」
...『侵入者』もさうである...
田山録弥 「社会と自己」
...苟めにも其の國境を侵してはならず(very careful not to encroach on his boundaries)と思ひ知つた(found)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...日本にとっては一種の外国でもなくはない満州の国境を侵したりするのは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...今から約千四百年前ゴート人やヴァンダル人の大侵入のころ栄えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その辺にも匪賊が侵入してきて...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...就中(なかんずく)欧米列強の東亜侵略の勢を指陳(しちん)して...
中島敦 「斗南先生」
...然(しか)しながら其(そ)の身(み)を殺(ころ)した黴菌(ばいきん)がどうして侵入(しんにふ)したであつたらうか...
長塚節 「土」
...邸宅に何者かが侵入したように見えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...春を呪え』とその男は持ち前の侵略的な文体で言うのです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...臆面もなく室に侵入して...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...三田の乘る可き汽車は轟然と驛の中へ侵入して來た...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...中国への侵略戦争を拡大しながら日本の内部のあらゆる部面に軍事的な専制が強力にしかれはじめた時期であった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第五巻)」
...幾多価値の判断に侵蝕せられざる好き対象となした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...虚を衝いて侵入した呂布の手勢は...
吉川英治 「三国志」
...十一二世紀の頃に北西の方より侵入したチチメーク族であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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