...煩雑な典故(てんこ)を尚(とうと)んだ、殿中では、天下の侯伯も、お坊主の指導に従わなければならない...
芥川龍之介 「煙管」
...君がためにはわれ亞弗利加(アフリカ)の侯伯に負(そむ)きぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...団十郎が井侯をお伴(とも)にしないまでも切(せ)めては対等に交際して侯伯のお伴(とも)を栄としない見識があって欲しかったといった...
内田魯庵 「四十年前」
...むかしの侯伯には...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...○公侯伯子男...
太宰治 「古典風」
...徳川幕下の四万七千石の一侯伯となり...
太宰治 「津軽」
...大小の侯伯を集めて茶の会を開きし事は伝記にも見えたる所なれども...
太宰治 「不審庵」
...公侯伯子男爵の女性(にょしょう)を通じて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...公侯伯子男と雛壇づけられた中へ...
服部之総 「武鑑譜」
...公侯伯子の誰夫人(たれさま)にも劣る事か...
樋口一葉 「花ごもり」
...其他此行には扈随の侯伯にして医官を率(ゐ)て行くものが多かつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...侯伯の治を請ふものが多かつたことは上(かみ)に云つた如くである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...公侯伯子男の華族さんも...
森鴎外 「細木香以」
...更にそれらの侯伯に仕える庶民が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これは侯伯士太夫の爵位を授けることはできません……恐れながら...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...諸州の侯伯から礼をもって迎えられても禄や利に仕えず...
吉川英治 「三国志」
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