...そこに子供人形のあるはずがなかった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...数人の供人(ともびと)を伴(つ)れて山寺の方へ往った...
田中貢太郎 「悪僧」
...鴉と子供人を葬るところ梅の花・墓場へみちびくみちの落葉鳴らしゆく落ちてそのまゝ芽生えた枇杷に枇杷・ぼんやりをればのぞいては啼くはひたたき・さびしさのはてのみちは藪椿・風に木の葉のさわがしいさうろうとしてゆく・夜ふけの餅のうまさがこんがりふくれ・枯れたすゝきに日が照る誰かこないかな黎々火君に秋田蕗二句蕗の芽もあんたのこゝろ・あんたのこゝろがひろがつて蕗の葉二月十七日あたゝかい...
種田山頭火 「其中日記」
...供人等は(serving-men)高樓大廈日光に眩ばゆくて(as they glistened in the sunshine)其の華麗壯大なるに(at the beauty and grandeur)膽を潰した(were struck with amazement)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...たしなめている供人の声がした...
直木三十五 「南国太平記」
...供人(ともびと)は紅白ちりめんの裲襠(うちかけ)...
吉川英治 「江戸三国志」
...供人も召されずに」「とかく...
吉川英治 「私本太平記」
...忍び上洛の供人というかどで...
吉川英治 「私本太平記」
...硫黄(いおう)島から帰されてきた文観(もんかん)僧正の供人の列なども...
吉川英治 「私本太平記」
...供人(ともびと)を添えてお送りいたしますゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...ああして供人の揃うのを待っておいでなされる...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長は、城外へ出る時も、供人の中に、この黒奴(くろんぼ)を加えていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ほかの供人のように神妙にしていろっ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...が、供人には、ぜひこの燕青を連れて行ってください」と、執(しつ)こく頼んだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蔵人の供人(ともびと)もまじっているらしかった...
吉川英治 「親鸞」
...供人などが担(にの)うて来た土産の品々まで...
吉川英治 「平の将門」
...荷駄供人も旅装をさせて...
吉川英治 「平の将門」
...梅の花でも観ていよう」「お支度などもございましょうに」「供人を連れ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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