...じだらくに居れば涼しく侍ると申しければ...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...あだなるさまにもなるに侍るべし...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...心楽しく侍るかし...
巌谷小波 「こがね丸」
...御台所まかなひし侍る横田と云(いひ)し者...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...今は皿のはたを廻り侍るよと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...辛くぞ侍るべきなど思ふべきにや」と云っている...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...さらでだに女人は罪ふかきものときくからに定めし来世は地獄にやおち侍るべき...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...されば檜垣の衆とても必定(ひつぢやう)敵(かたき)にて侍るものを早や/\誅戮(ちうりく)を加へて賜(た)べとて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ここを以て句に辞世ならざるはなしと申し侍るなり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...侍る的のものは已に一生涯の役目を終つたものであるから使はない...
水野葉舟 「言文一致」
...(細川幽斎九州道の記に備後の津公儀御座所に参上して十八日朝鞆(とも)までこし侍るとあり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...やがてたかむらともをのとも申侍るとかや」の語がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ため息して申し侍るやう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...やはり天皇の御寝(ぎょし)に侍るひとりに...
吉川英治 「私本太平記」
...諸道の明匠出うせ侍るにや...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...その比は延喜(えんぎ)一条院の御代などの如くしのび侍るべく哉」...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...季路(きろ)侍る...
和辻哲郎 「孔子」
...また地獄におつる業にてや侍るらん...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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