...予が宅に四五日逗留の後にて侍る...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...まなかきちらして侍るほども...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...心楽しく侍るかし...
巌谷小波 「こがね丸」
...秋の夜の長きに老の寝覚のつれづれに思ひ出してしるし侍る...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...年頃(としごろ)此辺にて殺生関白が辻切を物し侍るよし聞及びし...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...亀山へいそぎ侍るに...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...さらでだに女人は罪ふかきものときくからに定めし来世は地獄にやおち侍るべき...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...侍る的のものは已に一生涯の役目を終つたものであるから使はない...
二葉亭四迷 「余が言文一致の由來」
...ここを以て句に辞世ならざるはなしと申し侍るなり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...侍る的のものは已に一生涯の役目を終つたものであるから使はない...
水野葉舟 「言文一致」
...見るに尤(いと)うるさく覚え侍るといえるは...
南方熊楠 「十二支考」
...唐土にもかゝる事の侍るにや」...
南方熊楠 「十二支考」
...陸奥の国に平泉にむかひてたばしのねと申す山の侍るに...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...其時の壇の石にて侍るとて御社(みやしろ)の前のみちの辺にしめ引まはしたる石あり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...やはり天皇の御寝(ぎょし)に侍るひとりに...
吉川英治 「私本太平記」
...季路(きろ)侍る...
和辻哲郎 「孔子」
...また地獄におつる業にてや侍るらん...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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