...奢侈(しゃし)はもちろん不徳なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...征服階級の男の玩弄品たり奢侈品たる地位から...
大杉栄 「新しい女」
...『自分たちは決して奢侈な生活を望むものでもなければ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...放縦奢侈(しゃし)なる性格のように思われる...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...今日でこそ有閑(ゆうかん)婦人の贅沢はさまで珍しくないようなものの昔は男子でもそうは行かぬ裕福(ゆうふく)な家でも堅儀(かたぎ)な旧家ほど衣食住の奢(おご)りを慎(つつし)み僭上(せんしょう)の誹(そしり)を受けないようにし成り上り者に伍(ご)するのを嫌(きら)った春琴に奢侈(しゃし)を許したのは外(ほか)に楽しみのない不具の身を憐れんだ親の情であったのだが...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...奢侈(しゃし)に眼がくらんでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...われ/\の社会における恐ろしい奢侈の大部分は...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...○江戸時代の随筆旧記の類を見るに時世の奢侈(しゃし)に流れ行くを慨嘆せざるものなし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...身分不相応の奢侈僭上(しゃしせんじょう)に耽(ふけ)ったとか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...瞳(め)をひらけば瞳は追憶の情侈になづんで濡れるやうだ...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...ロウマの奢侈の増大に伴い不断に流入してその数を増し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...強(あなが)ち奢侈(しゃし)と見るべきではあるまい...
森鴎外 「渋江抽斎」
...『奢侈品に対する租税は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...富める消費者が一つの奢侈品に対して騰貴せる価格を支払うことによって直接にこの租税を支払おうと...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...奢侈品に対する租税は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...もしあらゆる人が奢侈品の使用を止め...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...または何らかの他の奢侈品の購買に...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...奢侈品への支出から転向せしめられて僕婢の支持に費されることを望まなければならぬのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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