...侃々(かんかん)の弁を揮つて教条を議し...
石川啄木 「閑天地」
...琉球に使した冊封使(さっぽうし)陳侃(ちんかん)という人が書いたのであるが...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...その手紙がイツデモ国際問題に関する侃々諤々(かんかんがくがく)の大議論で...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...内は侃諤の正義を主張して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の論旨侃諤、首相の無責任を攻撃して毫も假藉する所なきの故を以て、在野の黨人は自然に公と相接近すると共に、伊藤内閣は公を認めて侮るべからざるの強敵と爲せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の論旨侃諤、首相の無責任を攻撃して毫も仮藉する所なきの故を以て、在野の党人は自然に公と相接近すると共に、伊藤内閣は公を認めて侮るべからざるの強敵と為せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...徒らに侃々にもなりたくない)...
中原中也 「我が詩観」
...侃は一人で校門を出る...
原民喜 「背後」
...だが侃が今歩いてゐる左側には...
原民喜 「背後」
...彼等は侃の背後まで来ると...
原民喜 「背後」
...侃は振向かうともしないで...
原民喜 「背後」
...侃はその春、そこの中学校に転校すると、奇妙に友達と云ふものを持ち損ねた...
原民喜 「背後」
...侃は誰とも口をきかない...
原民喜 「背後」
...」と教授の息子は侃の後頭部に対って拳固を擬した...
原民喜 「背後」
...一瞬、侃は向き直って、彼等に組附かうかとも思ふ...
原民喜 「背後」
...それを皇侃(くわうかん)の論語義疏と解するのは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...梁皇侃性至孝...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...皇侃(おうがん)...
和辻哲郎 「孔子」
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