...相手次第で大阪弁と東京弁とを完全に使い分ける夫人であったのが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...貞之助や井谷を相手に東京弁と大阪弁との鮮(あざ)やかな使い分けをして見せるのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...学校と家とで使い分けをやるんだから...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...活字の大小の使い分けや...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...使い分けてやって行く人達だろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...両手でくるくる使い分けをして見せました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...彼女のような感情の使い分けは出来なかった...
豊島与志雄 「理想の女」
...それから西東の相撲の手を代り代りに使い分け...
永井荷風 「伝通院」
...二つに使い分けをしていることがわかる...
中里介山 「大菩薩峠」
...意識しないでも自然にこの二つの顔の使い分けが出来るらしい...
中島敦 「牛人」
...ただちょっと山と岡を使い分けただけである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それだけの音を聞き分けまた使い分けているのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...語によっていずれの字を使うかという使い分けがあることを見付けたのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...それだけが互いに違ったものとして使い分けられておったので...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...それはどうしても単に仮名だけで使い分けておったのではないと思うのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...使い分けておったと言ってよいのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...その状あたかも古欧州の軍士が円盾を手で使い分けたごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...両面二タ役を使い分けていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索