...――いゝ磨砂(みがきずな)だの...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...諸戸は親子という苟且(かりそめ)の絆(きずな)に...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...貴族たちは平民にたいして何の同情のきずなも持たなかった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...結局のところは過去のきずなを断ち切るだけのことではないか...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...絆(きずな)を解かれて...
中里介山 「大菩薩峠」
...信仰や理知の束縛(きずな)を解き放ってのう...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...絆(きずな)を解いて山へ帰るかと見るに...
南方熊楠 「十二支考」
...先生と私との間には所謂師弟としての絆(きずな)は浅くあったし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「得点のきずなを失ひましたね」といふ風に聞きとれることをいはれる...
三好達治 「棋家の文章など」
...私は近ごろ他にもこの種の「きずな」を...
三好達治 「棋家の文章など」
...子という絆(きずな)に引かれて出家のできぬことすら不幸な運命であると残念がられる宮でおありになったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かれらをむすびつける強い絆(きずな)になっているようだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...しかもその絆(きずな)はきれずに旅から旅へのしがない生活を続けた後...
吉川英治 「剣難女難」
...この絆(きずな)...
吉川英治 「三国志」
...周囲の絆(きずな)や...
吉川英治 「私本太平記」
...早急――あらゆる事々のきずなをも...
吉川英治 「新書太閤記」
...肉親との絆(きずな)も...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...このきずなをどうしよう! いや...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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