...平凡非凡併せて空となる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...併せて君にもお知らせするといふのがある...
薄田泣菫 「独楽園」
...中村屋の土地とそれとを併せて五百五十坪の一画にすることをかねてより楽しみにしていたということで...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...鬢毛白き老人と併せて共に寄るべしと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...併せて牧の人を取る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...併せて私の亡き父の申す分迄告白して置きたいと思ふのであります...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...その別の名前をも併せて擧げる...
内藤湖南 「支那目録學」
...之をも併せて擧げることである...
内藤湖南 「支那目録學」
...中ノ谷を併せてからは...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その論文と『猫』とを併せて読んでみると...
中谷宇吉郎 「寒月の「首縊りの力学」その他」
...今の在野の諸政黨に併せて政府の内閣に向ひ...
福沢諭吉 「帝室論」
...何を言えツバキは我が日本の名花であの通りの美花を開き葉を併せて大いに観賞せらるべき資格を備えたものであって見れば...
牧野富太郎 「植物記」
...直ぐ後からかい添え併せて目付けのため...
三好十郎 「斬られの仙太」
...併せて対等に社会に立つて活動せよ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...閉会の式として、(いずれ協力一致して、幼君を奉戴(ほうたい)、異背(いはい)あるまじき事)の誓書を納(い)れ、これを故主信長の霊前に供え、併せて、評定の結末を直ちに報告することになった...
吉川英治 「新書太閤記」
...愛情と自慢を併せて...
吉川英治 「平の将門」
...あの地にある一族の家貞や貞能(さだよし)等をも併せて後事を図ろう...
吉川英治 「源頼朝」
...東洋の儒学とを併せて...
吉川英治 「山浦清麿」
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