...作品を通して作者の内的生命に觸れむと欲する者は凡下なる者の佳作よりも偉大なる者の拙作に接することを樂しむ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...佳いと思つたものだけを取つて置くのであつた...
岩本素白 「菓子の譜」
...「佳人の奇遇」「雪中梅」「経国美談」等...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...佳人と携へて芬蘭の室に憑り...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...佳(よ)き友と佳き友は...
太宰治 「走れメロス」
...私はとても佳い処へ往って来たが...
田中貢太郎 「母の変死」
...中村佳吉は憤慨して俺に言った...
豊島与志雄 「渡舟場」
...今日では誰も知っている彼(あ)のMeudon(ムウドン)の佳景を発見したのは自然を写生するために古典(クラシック)の形式を破棄したFranais(フランセイ)一派の画工である...
永井荷風 「夏の町」
...少くとも佳作と稱すべきものは大抵これなり...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...法制局の渡邊佳英...
林讓治 「新憲法の解説」
...松の翠は単(た)だ色ばかりが佳いのではなく...
牧野富太郎 「植物記」
...たまたまに佳句あるは半ば偶然のみ...
正岡子規 「古池の句の弁」
...純種の清明な顔とを持つ佳人である...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...佳作はなくつまらぬから省く...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...土地の人はこのやり方だけが生む織物の佳(よ)さをよく識(し)り...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...『佳記春天(書き捨て)』という著書もあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...ほのかに立ち昇る佳(よ)き香(にほひ)の音楽...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...ことに岩室というあたりから佳くなった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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