...利休は媚(こ)びへつらう佞人(ねいじん)ではなかったから...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...最も佞悪醜穢の魔物は...
太宰治 「お伽草紙」
...最も佞惡醜穢の魔物は...
太宰治 「お伽草紙」
...夜は殊に冷にして七月佞武多(ねぶた)(作者註...
太宰治 「津軽」
...伏して祈る奸佞の頭(かしら)を断ち...
田中貢太郎 「続黄梁」
...何となく奸佞邪智(かんねいじゃち)な人物のように考えられて来たけれども...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...佞媚(ねいび)な言葉のうちに...
徳田秋声 「仮装人物」
...春台(しゅんだい)らみな幕府に佞(ねい)しつれども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...動もすれば佞嬖の小人に擁せられて不測の過失に陷ること少なきに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...狡猾(かうくわつ)奸佞(かんねい)なるものの世に珍重せらるべきを知りぬ...
夏目漱石 「人生」
...九十郎の辯佞利巧(べんねいりこう)は次第に脂が乗って...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...己(おの)れ憎(にっ)くき佞者(しれもの)め...
吉川英治 「剣難女難」
...「汝のような腐敗した佞吏(ねいり)がいるから...
吉川英治 「三国志」
...不義佞智(ねいち)の小人(しょうじん)もまたかくの如しと...
吉川英治 「三国志」
...富安(ふあん)などという阿諛佞奸(あゆねいかん)な輩(やから)が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...根ッからの佞官(ねいかん)型であるうえに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...佞奸(ねいかん)ではない...
吉川英治 「平の将門」
...邪智(じゃち)佞才(ねいさい)もあった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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