...私はまだ余韻十分に味わえる余齢だと思う...
...彼女の美しさは若き余齢の揺るがぬものであった...
...あなたは、その余齢で美しいとは思われません...
...彼の熟練した技術に追いつくには、まだ余齢が必要だ...
...父の健康を気遣い、余齢を考慮した生活を送っている...
...ねがわくば美の神の私に余齢を長くまもらせ給わらんことを――...
上村松園 「健康と仕事」
...首尾の松は震災の少し前まで枯れ/″\ながら尚且その余齢を喘いでゐたのではなかつたらうか...
正岡容 「下町歳事記」
...儘将風月送余齢...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この七十余齢の武者は...
吉川英治 「三国志」
...五十余齢の光秀は...
吉川英治 「新書太閤記」
...年は、七十余齢、いまでは深くつつんでいる過去のそうした時代の物欲の夜叉(やしゃ)だった片鱗も、どうかすると容貌の皺の底からにじみ出てくる...
吉川英治 「平の将門」
...八十余齢という白髪(しらが)の老武者が...
吉川英治 「源頼朝」
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