...満都(まんと)の人(ひと)皆(み)な動かされて梅の花さへ余栄(よえい)を得(え)たり...
饗庭篁村 「隅田の春」
...余栄を御子孫に残すべきところでございましたのに...
太宰治 「右大臣実朝」
...もし御子孫の余栄を願ふおつもりがあつたならば...
太宰治 「右大臣実朝」
...彼の余栄の永く秋子夫人と英司君の上に絶えざらんことを...
辰野隆 「旧友の死」
...戦捷の余栄はわたしの身を長く安らかに異郷の天地に遊ばせてくれたので...
永井荷風 「花火」
...死んでこそ余栄あり...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...一門の眷族(けんぞく)もみな余栄をうけて...
吉川英治 「新書太閤記」
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