例文・使い方一覧でみる「余徳」の意味


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...決して近衛首相の予ての常識ある態度の余徳ではない...   決して近衛首相の予ての常識ある態度の余徳ではないの読み方
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」

...余徳の方が大きすぎる位さ...   余徳の方が大きすぎる位さの読み方
豊島与志雄 「二つの途」

...つまり沢井道場の余徳でありますな」沢井道場で門弟食客連がこんな噂をしているのは...   つまり沢井道場の余徳でありますな」沢井道場で門弟食客連がこんな噂をしているのはの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...その余徳のうるおいは蓋(けだ)し莫大(ばくだい)なもので...   その余徳のうるおいは蓋し莫大なものでの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...余徳というよりは...   余徳というよりはの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...ここの藩中の重役の命を取返したという余徳がさせることであるが...   ここの藩中の重役の命を取返したという余徳がさせることであるがの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...霧の上に月がある余徳なのであって...   霧の上に月がある余徳なのであっての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...御余徳(おんよとく)がしのばれることであろう...   御余徳がしのばれることであろうの読み方
長谷川時雨 「明治美人伝」

...ギーザまでこの尊敬の余徳にあずかっていた...   ギーザまでこの尊敬の余徳にあずかっていたの読み方
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」

...敗戦の余徳といっても...   敗戦の余徳といってもの読み方
久生十蘭 「我が家の楽園」

...吾々は今日に居て只管(ひたすら)先人の余徳その遺伝の賜(たまもの)を拝する者なり...   吾々は今日に居て只管先人の余徳その遺伝の賜を拝する者なりの読み方
福澤諭吉 「〔気品の泉源、智徳の模範〕」

...その死後の余徳は火の尽きざるが如しと云うと雖も...   その死後の余徳は火の尽きざるが如しと云うと雖もの読み方
福澤諭吉 「〔気品の泉源、智徳の模範〕」

...仁君名臣の余徳もまた...   仁君名臣の余徳もまたの読み方
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」

...祖先の余徳に由(よっ)て首尾能(よ)く叶うたことなれば...   祖先の余徳に由て首尾能く叶うたことなればの読み方
福澤諭吉 「福翁自伝」

...かつ労働を伴う手仕事に与えられる余徳ともいえましょう...   かつ労働を伴う手仕事に与えられる余徳ともいえましょうの読み方
柳宗悦 「益子の絵土瓶」

...しかし彼の死後なお三十年間も蜀が他国に侵(おか)されなかったのはひとえに彼の遺法余徳が...   しかし彼の死後なお三十年間も蜀が他国に侵されなかったのはひとえに彼の遺法余徳がの読み方
吉川英治 「三国志」

...三碁のうまい百姓の彦兵衛は、碁の余徳で、たびたび老公のお相手によばれるうち、ふと、欲が出てきた...   三碁のうまい百姓の彦兵衛は、碁の余徳で、たびたび老公のお相手によばれるうち、ふと、欲が出てきたの読み方
吉川英治 「梅里先生行状記」

...それでも『婦人は実力以上に買われる』という余徳あるが為で御座いましょう...   それでも『婦人は実力以上に買われる』という余徳あるが為で御座いましょうの読み方
若杉鳥子 「職業の苦痛」

「余徳」の読みかた

「余徳」の書き方・書き順

いろんなフォントで「余徳」


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