...「男児志願是功名」の壮志を負へる彼等にして無意義なる繩墨の下に其自由の余地を束縛せられむとす...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...而してその不思議な光は北極光の余翳であるのを略々(ほゞ)確めることが出来た...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...そして、何かしらそれに関した事を言出されるかと、宛然(さながら)、自分の持つてゐる鋭い刃物に対手が手を出すのを、ハラ/\して見てゐる様な気がしてゐたが、信吾の言語(ことば)は、故意(わざと)かは知れないが余りに平気だ、余りに冷淡だ...
石川啄木 「鳥影」
...かの三十有余の文字を...
高木敏雄 「比較神話学」
...管絃(かんげん)の余韻...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...ただ息苦しさの余りそういう空想に縋りついていったものらしい...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...余りに白々しい坂田の言葉だと思った...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...余はその色合(いろあい)の長い間に自(おのず)と寂(さ)びたくすみ方に見惚(みと)れて...
夏目漱石 「思い出す事など」
...輝けるは五尺に余る鉄の鏡と...
夏目漱石 「薤露行」
...そうして余計食うのを自慢にしていた...
夏目漱石 「道草」
...これらは余儀なくされないのに無理に進んでやるのである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...気分を衒つて余外な説明をした...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...しかしその得る食物の量がより多いのでその価格の低いのは埋め合わされて余りがある...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...爺さんの前では余計に口を噤もうとするところがみえる...
矢田津世子 「神楽坂」
...わかったな」こう云って余を教誨(きょうかい)の実物見本にせし事...
山本周五郎 「百足ちがい」
...だから人間は余計に服(の)まなければ利くまいと思って...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...巴里(パリイ)の母親は余(あまり)に自分の遊楽に耽(ふけ)つて子供の自由を顧みないと記者は言つて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...吉水から法然上人以下百九十余名の名をもって送ってきたという誓文(せいもん)を...
吉川英治 「親鸞」
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