...文句も云わず何遍でもやり直して...
海野十三 「もくねじ」
...わたし今まででも若草山い上ったこと何遍でもありますけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...こないだから何遍でも手紙差し上げたそうですが...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...何遍でも念押すのんですけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...おかしな声を出しながら狭い縁側を何遍でも行ったり来たりする...
寺田寅彦 「イタリア人」
...例えば子供の時分に同じお伽噺(とぎばなし)を何遍でも聞かされたおかげで年取って後までも覚えておられるが...
寺田寅彦 「随筆難」
...気に入った絵なら誰に気兼ねもなく何遍でも見て楽しむことが出来る...
寺田寅彦 「二科会展覧会雑感」
...そういう声は昔から何遍でも聞いたものである...
戸坂潤 「社会時評」
...答えに合うまで、何遍でも、そういうことを、繰り返すわけである...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...君のように余計な事を考えてるうちには何遍でもやり直しが出来るよ」となおさっさと行く...
夏目漱石 「虞美人草」
...もう一遍やって見たまえ」「何遍でもやるさいいか...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...何遍でも同じ事を繰り返してやめなかった...
夏目漱石 「道草」
...善いことならば日に何遍でも繰返して習いとなし...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...何遍でも何遍でも窓下を往ったり来たり...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...「何遍でも云つてやらう...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...魂の方は何遍でも形を変えて生れて来るが...
柳田国男 「故郷七十年」
...勝つと何遍でも今一番というので...
柳田国男 「山の人生」
...何遍でも訊いてみたらいい」――と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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