...5一々の經驗に就いて何者かの意志の啓示を感ず...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...無線室を狙ったゴルドン兵曹とは一たい何者か...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...もちろん既に何者かが財宝を他へ移したのに違いない...
海野十三 「恐怖の口笛」
...何者か...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...もし廊下に何者かの人影を見つけたら...
海野十三 「蠅男」
...イヤ、何者かではない、あの三重渦巻の怪物に連れ去られたのに違いありません...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...相手が何者かは知らないが...
江戸川乱歩 「黒手組」
...あの小説家は全体何者かね? どうも得体の知れん男だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...そこに何者かがあって米友を驚かせたものとすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...廊下の下にいる何者かの手によって押えられているのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...何者か抜き取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...何者かからからと笑う声して夢は醒(さ)めたり...
夏目漱石 「薤露行」
...何者かが王様面をしてごまめを喰ったり...
久生十蘭 「魔都」
...裏返しの皮外套(トゥループ)を著た悪党がいつたい何者か...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...私は急に何者かが自分の傍らに立ちはだかっているような気がして...
堀辰雄 「楡の家」
...何者か道の傍(かたわら)の田の畔(くろ)に竹枝を立て書いた物を掛け置いた...
南方熊楠 「十二支考」
...何者かとは問わぬ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...はて何者かしらと...
吉川英治 「神州天馬侠」
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