...お姉様のおやすみになった寝台には何者か男性がいたことが確認されました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...何者かが階下(した)へ降りて来る様子だ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...しかしここには何者かが...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...何者かがこの部屋に潜まざるをえないなら...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...確かにその声は何者かの耳を意識しているとも取れなくない...
外村繁 「澪標」
...相手が何者かと云ふ事は聞かなかつた...
林芙美子 「あひびき」
...昨年の十月十日に湯島天神境内のとよという茶汲女が何者かに毒殺され...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...裏返しの皮外套(トゥループ)を著た悪党がいつたい何者か...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...この女が何者かわからないと見えて...
平林初之輔 「謎の女」
...何者かが、その樹に體を縛られたまま、起き上らうとしてゐる...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...しかも彼は一日ずつ何者かに力を掠(かす)められてゆくもののように...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...いつか何者かが隼人を覘(ねら)ったのは...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...すでに蒋奇は何者かに鎗で突き殺されていた...
吉川英治 「三国志」
...何者かが後ろから弱腰を突いたものとみえる...
吉川英治 「三国志」
...「何者か?」怪しんで...
吉川英治 「新書太閤記」
...何者か?」と三位卿...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...何者か、およそ六、七十人、中には騎馬の影もある...
吉川英治 「源頼朝」
...追うならばどこの何者かわからないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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