...まことに奇々怪々(ききかいかい)なる事件!犯人は何者か火辻の死体が紛失(ふんしつ)したことは...
海野十三 「超人間X号」
...不意に何者かのために...
海野十三 「蠅男」
...トラ十をおさえてくれる何者かの方へ応援したのがいいのだとは思ったが...
海野十三 「爆薬の花籠」
...六段目でBが何者かと分れば...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...博士は何者かに両脇(りょうわき)から抱(かか)えあげられたようになり...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...何者かが人を愚弄するために...
田中貢太郎 「女賊記」
...チャーリントン館の居住者が何者か探ることだ...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...何者かの最も悪趣味なるいたずらであることはよくわかる...
中里介山 「大菩薩峠」
...外からの何者かの気配があるからです...
中里介山 「大菩薩峠」
...何者かが警視庁へ密告して来た...
久生十蘭 「魔都」
...「五階の窓から西村を突き落とした者は何者か...
平林初之輔 「五階の窓」
...ではやはりあなたのお留守に何者か窃みにはひつたのでせうな...
水野仙子 「女」
...いつてみると糠漬の樽はいつの間にやら何者かに盗まれて影も形もとどめない始末...
三好達治 「海辺の窓」
...何者かのけはいに聞耳を立てていたが...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...何者かが松井田の城を...
吉川英治 「篝火の女」
...「やられた!」観念の眼をふさぎながら、剣を抜いて起きなおろうとした時、何者か、上の崖から飛下りた一個の壮漢が、文醜の前へ立ちふさがるなり、物もいわず七、八十合も槍を合わせて猛戦し始めたので、「天の扶け」とばかり公孫は、その間に、山の方へ這い上がって、からくも危うい一命を拾った...
吉川英治 「三国志」
...「おうウいッ」何者かが...
吉川英治 「新書太閤記」
...城将の日幡景親が、北曲輪(きたぐるわ)の防備を巡視中、何者かに、鉄砲で狙撃(そげき)されたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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