...何方ですか? (Dare desu ka?)- Who are you?...
...何方(どちら)にしても泡鳴氏にはおどかされやすいかはりにまた...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人人」
...右祭礼何方にて被仕候ても同事と存候事...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...何方(どっち)が良いかということは...
大隈重信 「平和事業の将来」
...かれは何方(どちら)かと言へば狭い一室の卓(テイブル)の傍(かたはら)にある椅子に腰を下(おろ)して...
田山録弥 「犬」
...何方も上方気分のよくあらはれてゐる作である...
田山録弥 「自他の融合」
...何方が最後までこの災厄と戦ふか...
田山録弥 「島からの帰途」
...何方が最後にその美しい眉と髪とを得るか...
田山録弥 「島からの帰途」
...それは何方(どつち)であるか解(わか)らぬが...
田山花袋 「父の墓」
...あまりに何方つかずな...
田山録弥 「墓の上に墓」
...何方からも聲をかけたり別離を惜んだりすることは出來なかつた...
田山花袋 「道綱の母」
...何方(どつち)か引張(ひつぱつ)て父(ちゝ)の前(まへ)へ出(で)る手段を取(と)つてゐた...
夏目漱石 「それから」
...芳野さんは一体何方(どちら)の組なの...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...笹野新三郎は何方(どつち)の肩も持つやうな事も言ひません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あつしは何方(どつち)の方で」「自分できめろ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...母が心の何方(いづかた)に走れりとも知らで...
樋口一葉 「軒もる月」
...私(わたし)は此處(こゝ)から何方(どつち)へ行(い)けば可(い)いの?』『それは云(い)ふまでもなく...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...」「それぢや何方(どつち)がえらいのでせう...
三島霜川 「青い顏」
...――これから何方へ行きなさるんだね」「伊良湖へ行くんだがね...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
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