...何方ですか? (Dare desu ka?)- Who are you?...
...何方かと云へば輪廓の正しい...
石川啄木 「病院の窓」
...何方(どちら)さんでございます?」「麻布の御木井(みきい)男爵ですの...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...ちよつと見ては何方が姉だかわからないくらゐであつた...
田山録弥 「草みち」
...何方(どつち)が友情の歩を進めたかは...
夏目漱石 「それから」
...何方(どちら)から誘うともなく...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...何方が本當のお勢なのか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何方の氣はひを見ても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何方も近頃出來の寫(うつ)しで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人の甥の何方かに似て居たんだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夫(そ)れは何方(どちら)からと小間使(こまづか)ひの米(よね)口(くち)を出(だ)すに...
樋口一葉 「われから」
...サア……サア……」「何方(どっち)の眼で」「コイツメ」ト確に起上(たちあが)る真似...
二葉亭四迷 「浮雲」
...何方つかずの奴が一番嫌ひさ...
牧野信一 「痴日」
...何方(どなた)にも御安心を願いたい...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...何方(どつち)へ行つても...
正宗白鳥 「雨」
...」「それは何方(どつち)だツて可(よ)うございますけれども...
三島霜川 「青い顏」
...何方が勝(か)ツても敗(ま)けてもカラ平氣だ...
三島霜川 「平民の娘」
...何方を見ても淡青い一色でまつたく凪ぎ切つてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...何方(いずれ)を相たずね候とも...
吉川英治 「日本名婦伝」
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