例文・使い方一覧でみる「何処やら」の意味


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...何処やらで調子はづれた高い男の声が...   何処やらで調子はづれた高い男の声がの読み方
石川啄木 「鳥影」

...まだ何処やらに夕ばえの色が残っている中空(なかぞら)に暗く濃く黒ずみわたっていた...   まだ何処やらに夕ばえの色が残っている中空に暗く濃く黒ずみわたっていたの読み方
谷崎潤一郎 「蘆刈」

...例の欅の大木の葉が何処やら知れぬ空の中途でばさら/\と鳴って居る...   例の欅の大木の葉が何処やら知れぬ空の中途でばさら/\と鳴って居るの読み方
谷崎潤一郎 「少年」

...何処やらにまだ姥桜(うばざくら)の色香さえもあって...   何処やらにまだ姥桜の色香さえもあっての読み方
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」

...実を云うと要を最初に惹きつけたものはその何処やらに濁りを含んだ浅黒い皮膚のつやであった...   実を云うと要を最初に惹きつけたものはその何処やらに濁りを含んだ浅黒い皮膚のつやであったの読み方
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」

...“苧環をくりかけてあり梅の宿”“何処やらに鶴の声きく霞かな”“駒ヶ嶽に日和さだめて稲の花”井月の偽筆! 彼は地下で微苦笑してゐることだろう!┌塩原本家 軸...   “苧環をくりかけてあり梅の宿”“何処やらに鶴の声きく霞かな”“駒ヶ嶽に日和さだめて稲の花”井月の偽筆! 彼は地下で微苦笑してゐることだろう!┌塩原本家 軸の読み方
種田山頭火 「旅日記」

...千歳村の人物だからね」と紺飛白(こんがすり)で何処やら品(ひん)の好い昨年母(おふくろ)をなくした仁左衛門さんが相槌をうつ...   千歳村の人物だからね」と紺飛白で何処やら品の好い昨年母をなくした仁左衛門さんが相槌をうつの読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...挙措(きょそ)動作が何処やら異っているので警戒しなくてはならないと見られた...   挙措動作が何処やら異っているので警戒しなくてはならないと見られたの読み方
長谷川時雨 「芳川鎌子」

...何処やらの人が子供の時うつした写真だといふあどけないのを貰(もら)つて...   何処やらの人が子供の時うつした写真だといふあどけないのを貰つての読み方
樋口一葉 「ゆく雲」

...何処やらが悪戯(いたずら)らしく見えるが...   何処やらが悪戯らしく見えるがの読み方
二葉亭四迷 「浮雲」

...何処やらで自分の名が呼ばれたような気がした...   何処やらで自分の名が呼ばれたような気がしたの読み方
堀辰雄 「曠野」

...何処やらちょっとクライブ・ブルックめいた中年の紳士が...   何処やらちょっとクライブ・ブルックめいた中年の紳士がの読み方
堀辰雄 「旅の絵」

...ヤア何処やらがやるとなるとこの名案は早くも熱海の専有でもなくなる...   ヤア何処やらがやるとなるとこの名案は早くも熱海の専有でもなくなるの読み方
牧野富太郎 「植物記」

...このユーモアには何処やら淋しさがこもっているようではないか...   このユーモアには何処やら淋しさがこもっているようではないかの読み方
宮本百合子 「九月の或る日」

...何処やらのおいしい最中(もなか)を買って来ると...   何処やらのおいしい最中を買って来るとの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...いかにも何処やらに覚えのある新九郎――して...   いかにも何処やらに覚えのある新九郎――しての読み方
吉川英治 「剣難女難」

...何処やら旦那様のお話し振とよう似ておりましたが』『あっ……』愕然(がくぜん)としたように――然しさりげなく...   何処やら旦那様のお話し振とよう似ておりましたが』『あっ……』愕然としたように――然しさりげなくの読み方
吉川英治 「死んだ千鳥」

...ただ何処やら床(ゆか)しげな風格のある人が...   ただ何処やら床しげな風格のある人がの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「何処やら」の書き方・書き順

いろんなフォントで「何処やら」


ランダム例文:
飢餓を   引立て役   田草  

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