...何処の馬の骨ともわからぬ君子に素早い仕事をやられた時にも...
芥川龍之介 「小説の戯曲化」
...治承(ちしょう)の昔文覚上人(もんがくしょうにん)が何処の馬の骨だか分らないされこうべを「義朝(よしとも)の髑髏(どくろ)」と称して右兵衛佐頼朝(うひょうえのすけよりとも)に示した故智に倣(なら)い...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...あいつは何処の馬の骨だ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...手前えなんぞは何処の馬の骨だか解つたものぢやないぞ!」初めのうちはそれ程無気になつてゐた彼ではなかつたが...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...何処の馬の骨か分らねえ様な女と一緒になりやがって………」「兄さん帰って来たら...
山中貞雄 「森の石松」
...ましてや何処の馬の骨か知れない奥州者の吉次に...
吉川英治 「源頼朝」
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