...所詮(しょせん)人間は生きている間は何らかの戦争はまぬがれえない...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...そういうものはただ何らかの意味での史料となるに過ぎないものであるが...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...国民一般の生活を導く何らかの精神が形成せられ...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...他方もし何らかくのごとき観念が私のうちに見出されないならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...その本性は何らかのものがそれから取り去られ得ることを許さないと思われるから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...外部にも何らか有用な光をわれわれに投げ与えるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この中に何らかの真理はありそうである...
中谷宇吉郎 「茶碗の曲線」
...とにかく何らか人のためにした符徴(ふちょう)...
夏目漱石 「道楽と職業」
...何らかの形式のもとに...
夏目漱石 「明暗」
...決して何らかの構成単位や不可分量に帰することはない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...たとえ何らかの特殊な実例において...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...何らかの理由で、チャールズ卿の遺体を持ち去る必要が絶対にあったのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...もちろん現在も戦争には何らかロマンティシズムが必要であろう...
三木清 「読書遍歴」
...ユーコン地方で焚火をすることと何らかの関係があろうとは...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...私らの生活の手段を何らかの方法で私は変えねばならぬにちがいない...
横光利一 「夜の靴」
...未来の姿の何らかを読みとどけることも出来ぬ眼力というのは...
横光利一 「夜の靴」
...何らかの御善処を仰ぎたく...
吉川英治 「上杉謙信」
...で、多少なり、一(ひと)かどといわれる武者修行は、何らかの形で、その系統のどっちかに扶助されていたろうと思う...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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