...よく死んだことを見極めて...
泉鏡花 「活人形」
...また左右のひろがりも見極めかねた...
海野十三 「地球発狂事件」
...闇の空の豆粒程の人の姿を見極めることは出来ぬ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...将来有望と見極めがついて来るとともに...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...何うにもその融通の出來ない見極めをつけると...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...現在科学の極限を見極めずして徒(いたず)らに奇説を弄(ろう)するは白昼提灯(ちょうちん)を照らして街頭に叱呼する盲者の亜類である...
寺田寅彦 「方則について」
...どちらが生きどちらが死ぬのか見極めようとしました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...王陽明の『伝習録』その外真味あり、陸象山(りくしょうざん)いう、「六経はみな我が注脚」と、この見極めて妙...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...そういう理論と所謂「実践」との相関関係を経験に立脚してよく見極め...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一見極めて荘重なものにまで及んでいる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...まだその生死のほどを見極めるまでは...
中里介山 「大菩薩峠」
...素人の眼で本当に見極めが付くものじゃない」「でも私が殺したに間違いはございません」「よしよし」平次は少し持て余し気味です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手代喜三郎とたつた二人になつたのを見極めると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逃されぬと見極めたら...
森鴎外 「栗山大膳」
...何がそれらのものに正しさや美しさを与えているのかを見極めねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...この女(ひと)の本体の相(すがた)を見極めたいような気持もしていた...
吉川英治 「剣難女難」
...それは見極め得ないものを...
吉川英治 「平の将門」
...幕府が細川家を二心なきものと見極めた信頼の証拠であるとも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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