...何もかも分ったのです...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...何もかも、つまらない...
太宰治 「新ハムレット」
...何もかも一言で言い尽くすことができます...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何もかも失ったのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...何もかも遠くなって...
豊島与志雄 「神棚」
...そして姉に何もかも物語った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何もかも薄っぺらになっちゃいましてね……...
豊島与志雄 「田園の幻」
...何もかも承知しました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...――科学の発達していないころには人間の労力で何もかもやらねばらななかった...
永井隆 「この子を残して」
...古い祠(ほこら)を何もかも申受け...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何もかも私のものなのだよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...何もかもきちんと整理してあります...
林芙美子 「新生の門」
...何もかも話します」「総て...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...珍らしい話のない筈はない! あちらでは何もかもが異つてゐる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...地震の神何もかも己が一人で手伝ったと云うことは...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...何もかもが混乱と喧騒のうちにおち...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こんな処でイクラ法螺(ほら)を吹いても、あの波濤(なみ)のスバラシサばっかりは説明が出来ないと思うが、何もかも無い...
夢野久作 「難船小僧」
...去年、普請(ふしん)したばかりの、木の香の新しさも、金銀のちりばめも、調度の美も、何もかも、今はすべてが、邪魔物、足手まといの物としか、誰の目にも映らなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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