...何ごとかを待っているのだった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...おばあさんは、何ごとかと、寝間着のまゝでとび出して来ました...
鈴木三重吉 「小犬」
...………夫は彼の日記の中に彼自身の憂慮すべき状態について何ごとかを洩(も)らしているであろうか...
谷崎潤一郎 「鍵」
...その創業の事跡は皇室についての何ごとかがはじめて文字に記録せられたと考えられる四世紀の終において...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...みだりに何ごとかを主張するためである...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...何ごとかがもちあがった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...まるで何ごとかあったということを自慢するような口吻で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...つまり何ごとかが畫策されつつあったのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...突然何ごとかがもちあがった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...何ごとかを待ち構えているかのようだった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...實際何ごとかがあったのだろうか? ふうむ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...みんながきわめて用心深く避けていなければならぬ何ごとかが起ったのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...何ごとかが進行しているということもないのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...何ごとか深い物思ひの中に沈んで行つた...
北條民雄 「道化芝居」
...万一彼らがその中の何ごとかをかぎつけると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...馳け寄りざま何ごとかを...
吉川英治 「新・水滸伝」
...実平などの重なる将たちと何ごとか手短に議していた...
吉川英治 「源頼朝」
...うちの伯爵の耳に何ごとかぼそぼ囁いたのを見ると...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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