例文・使い方一覧でみる「何かの間違い」の意味
スポンサーリンク...これはどうした訣（わけ）でございましょう？ 倅は何かの間違いから... 
芥川龍之介 「報恩記」
...これは無論何かの間違いでありましょう...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...この人は元郷里山口で大工をしていたので、朝鮮に行き木工をやっていた時に、米原雲海君の作の旅人というのを写真で見て模刻したのが最初で、実は上郎清助氏が鋳金家の山本純民君をたのみ、右の模刻を私に見てもらいに来て、「これ位の仕事をするものが将来彫刻家となる素質があるものかどうでしょうか」という妙な質問を受けたので、それを見ると、相当出来ているので、「これ位なら、勉強次第物にならぬとはいえません」と答えたのが、何かの間違いで、当人へ弟子入りを承諾したように受け取られ上郎氏の細君が当人を伴（つ）れて見えたので、今さら否（いや）ともいえず、弟子にしたわけでした...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...何かの間違いかもわからない...
太宰治 「十五年間」
...或（ある）いは何かの間違いかもわからない...
太宰治 「十五年間」
...「何かの間違いかもわからない」と言って心配してくれているのに...
太宰治 「十五年間」
...何かの間違い、と思ったが、また考え直してみると、事実無根というわけでもない...
太宰治 「鉄面皮」
...「そりゃ何かの間違いだよ...
田中貢太郎 「西湖主」
...何かの間違いなんだろう」「間違いなんだよ」「何の間違いだろう」「何だか...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっとも何かの間違いでないかということは充分吟味する必要があるが...
中谷宇吉郎 「痛みの効用」
...そりゃ何かの間違いでしょう」「いや...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――三輪の兄哥（あにき）が縛ったのは何かの間違いだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何かの間違いだろう」飛出した八五郎は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何かの間違いに相違ないと私は考え直した...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...この一週間の出来事がほんの何かの間違いに過ぎなかったような...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...それは何かの間違いだと一層結構だと思いますね...
横光利一 「上海」
...それは何かの間違いのように空虚な感覚を投げ捨てて飛び去ると...
横光利一 「上海」
...何かの間違いで行きちがいとなって...
吉川英治 「江戸三国志」
便利！手書き漢字入力検索