...と言って自分だけでは体裁が悪いので勝太郎にも徒歩をすすめて馬を捨てさせ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...知れたらほんまに体裁が悪いわ」「ま...
谷崎潤一郎 「細雪」
...近所隣りには体裁が悪いし...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「近所へ体裁が悪いから...
徳田秋声 「黴」
...どうも屋根裏がまる見えなのは体裁が悪いから天井を張らねばなるまい...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...甚(はなは)だ体裁が悪いのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...友達の手前体裁が悪いという訳だか何だか...
夏目漱石 「行人」
...こんな坊主頭ぢや体裁が悪いですね...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...石塔が無くては体裁が悪いなんていうので大きなやつか何かを据えられては実に堪まるものじゃ無い...
正岡子規 「死後」
...何も詠まんで死ぬと体裁が悪いけになあ...
夢野久作 「近世快人伝」
便利!手書き漢字入力検索